小児科のホームページに必要なコンテンツ

医療機関のホームページを作るうえで、ページ数を多くすることは必須であるということはこちらのブログでご紹介しましたが、診療科別にひも解いていきたいと思います。

今回は小児科のコンテンツを取り上げます。

まずは4つの基本的なページ構成

小児科では、下記のページ構成がベーシックな構成と思われます。

  • 一般的なお子様の病気
  • お子様のアレルギー
  • 予防接種
  • 乳児健診・幼児健診

上記で一番重要なのは予防接種のページではないでしょうか?

接種時期と自費の場合は価格を掲載するのが基本パターンになります。少し前になりますが、不活化ポリオの接種医院を調べる傾向等もありました。助成については、市役所等の該当ホームページにリンクを貼るというのも良いと思います。

より専門性を追求される場合

お子様特有の、またはかかりやすい疾患をご専門にお持ちの場合は、もちろんその記載も必要です。

  • 小児ぜんそく
  • アレルギー
  • 発達障害
  • 児童心理
  • ADHDの診断
  • 膠原病、リウマチ、川崎病等の疾患
  • 夜尿症
  • 低身長
  • てんかん、発作
  • いびき、アデノイド肥大
  • お子様の肥満

上記は、疾患等列挙したに過ぎませんが、専門を持ったドクターの存在をネットで探しているご家族もいらっしゃいますので、もし、このような疾患を積極的に診られるということであれば積極的に記載をしていただきたいページです。

これらの専門をより追求したい場合はblogによっての深堀が有効です。

こまめな情報提供が必要

予防接種については、日々接種種類や方法等が変わりますので、こまめな情報提供が必要です。全診療科目の中で一番更新頻度を高めていく必要がある科目かもしれません。もちろん自身のホームページ内で、全ての情報提供が出来ればよいですが、限られた時間の中でそれを行うのも難しいと思いますので、自治体や学会、製薬メーカーのサイトにリンクを掲載するなど、工夫をしながら、こまめな情報提供をすることが大切です。

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、日本経営グループのメディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。これまで約2000件のウェブサイトをプロデュース。 開業時のマーケティングを多く経験していることから、開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で月間3,000 名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100 キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求する手法で、確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに精通したメディカルWebプロデューサーとして、著書「クリニック広報戦略の教科書」「医院ホームページの教科書」があるほか、YouTube「ウェブリィチャンネル」を主催。全国で講演活動などもおこなっている。
医院ホームページ作成の教科書
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