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ミレーナ

ミレーナについて

通称『避妊リング』と呼ばれるものの1つで、子宮内に挿入します。

ミレーナには黄体ホルモンの一つであるレボノルゲストレルが付加してあるのが特徴的で、装着することで子宮内でそのホルモンが持続的に放出されます。子宮内膜の増殖を抑え、子宮内膜自体を薄くすることができるため、経血の量が大幅に減るようになります。

もともとは避妊目的で用いられており、その場合、内膜が薄くなることで受精卵の着床を阻害し、また腟から子宮内への精子の侵入を防ぎ、避妊効果を発揮します。

また、子宮内膜が薄くなる特徴から、月経困難症や過多月経といった月経に関する症状の改善にも有効性が認められ、2014年からはそのような症状が有る方には保険が適応されるようになりました。

 

ミレーナの形状と効果

ミレーナ説明図

ミレーナはT字の形をしていて、柔らかいプラスチックでできています。
このT字の部分に黄体ホルモンが付与されていることで、通常の避妊リングと異なり、高い避妊効果(99.8%以上 )が得られ、その効果は一度挿入すると最長5年間と長期に渡ります。

ピルのように飲み忘れの心配がなく、血栓症のリスクも上がりません。
妊娠希望時には、ミレーナを抜去することで挿入前の状態に戻り、妊娠可能となります。

 

ミレーナの適応となる方

*出産後で、次の妊娠までは間をあけたい
*ピル以外の方法で避妊をしたい
*月経困難症、過多月経がある
*ピルが服用できない方(ピルが合わない、40歳以上の方、肥満、喫煙、高血圧症など血栓症のリスクが高い方)

 

ミレーナの適応とならない方

• ミレーナの成分が身体に合わない
• 月経期間以外の不正出血がある
• 妊娠中である、妊娠しているかもしれない
• 性感染症にかかっている
• 過去3ヵ月以内に性感染症になった
• 過去3ヵ月以内に感染性流産・分娩後子宮内膜炎になった
• 子宮外妊娠をしたことがある
• 重度の肝臓病、肝腫瘍がある
• 骨盤内炎症性疾患、膣炎、子宮頚管炎がある
• がん、黄体ホルモン依存症腫瘍がある
• 子宮の位置、形の異常を指摘されたことがある
• 避妊リングを使用したときに強い痛みを感じたことがある

 

実際のミレーナ挿入にあたって

まずは、問診、診察を行い、子宮内膜症、子宮筋腫などの疾患の有無を確認し、ミレーナによる治療が有効か、またはミレーナ字体が挿入可能かどうかを判断します。

ミレーナの挿入は、生理中(4~7日目)に行います。
それを超えると、内膜が厚くなり、ミレーナが脱落する可能性があること、また月経中の方が、子宮口が開いているので挿入しやすく痛みも少ないことが理由です。

しかも月経血が多い時には、挿入したあとにすぐ脱落する可能性が有るため、経血量のピーク時には挿入を避けています。

なお、経膣分娩の経験がある方のほうが子宮口が開きやすいため痛みが少なく短時間で挿入可能です。

またミレーナ挿入後も定期的な検診が必要です。
挿入後1ヶ月目、3ヶ月目、6ヶ月目、以後は半年毎に診察をして、位置がずれてないか、自覚症状の有無などのチェックをします。

※ミレーナ挿入ご希望の際には、必ず予約時にミレーナ希望と伝えてください。

 

ミレーナ挿入費用

 

 

準備中です

 

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