尖圭コンジローマ
性感染症の一つで、外陰部を中心にイボのようなぶつぶつができる病気です。ヒトパピローマウイルス(HPV)6型や11型が原因になることが多く、20代の若年層に多い感染症です。
症状:女性では腟の入口付近や肛門周囲にできることが多いですが、腟の中や尿の出口にできることもあります。
診断:先が尖ったような特徴的な形態のことが多いので、肉眼的に診断が付く場合がほとんどです。
治療:外陰部の病巣であれば外用薬(クリーム)による治療が可能ですが、粘膜面には塗布できないので、他の治療として冷凍凝固、外科的切除、レーザー治療があります。見た目では治っても、3ヶ月以内に約25%が再発すると言われていますので、治療後3ヶ月間のフォローアップが必要です。