COPD・肺気腫
▸どんな病気?
▸原因は?
▸症状は?
▸どんな検査があるの?
▸治療は?
▸参考文献
どんな病気?
- 主にタバコなどの有害物質を長年吸い続けることによって気管支や、その終点である肺胞(はいほう)に炎症を起こす病気です。
- 炎症や痰で気管支が狭くなったり、肺胞が破壊されて少なくなり肺の中がスカスカになります。
- これによって肺全体が張りのない風船のような状態となり、息は吸えても吐き出しにくくなるのがCOPD(肺気腫)です。
- 日本人の約530万人がCOPDに罹っていると推定されています。
- その中で実際に医療機関にかかっている方は22万人(2017年の厚労省調査)であり、多くの方は適切な医療を受けていないことになります。
原因は?
- たばこの煙や大気汚染が原因になります
- 日本では原因の90%以上が、たばこの煙と言われています。
症状は?
- 動いた時の息切れ。
- 慢性的な咳、痰。
- 無症状(自覚症状がない)のことも多い。
どんな検査があるの?
- 呼吸機能検査
- 胸部レントゲン検査
- 胸部CT検査
(当院では胸部レントゲン検査のみ扱っております)
治療は?
- 一番重要なことはたばこの煙を避けることです。
- 治療の基本は気管支拡張薬の吸入です。
- 重症度に応じて治療内容を変えていく必要がありますが、その場合は適切な医療機関へご紹介します。
参考文献
COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第5版(2018)