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子宮内膜ポリープ

子宮内膜ポリープとは

子宮内膜ポリープ子宮内膜ポリープは、子宮内膜の細胞が過剰に増殖することによって形成されます。これらのポリープは通常、良性ですが、一部は前がん病変を経て、悪性になることがあります。
子宮内膜ポリープのサイズは、ごまの種ほど小さなものから、ゴルフボールほど大きなものまでさまざまです。これらは太い柄または細い茎で子宮壁に取り付けられています。

1つまたは複数の子宮内膜ポリープが存在することがあります。通常、子宮内にとどまりますが、子宮口(子宮頚部)の開口部を通過して膣に滑り落ちることがあります。子宮内膜ポリープは、様々な年代の方に発症することがあります。

不正性器出血の原因となりますが、無症状の方もいます。ポリープの大きさや位置によっては、不妊の原因にもなり得ます。 検査・診断:下記のような検査を、必要に応じて行います。

 

子宮内膜ポリープの症状

子宮内膜ポリープの典型的な症状には以下が含まれます

  • 閉経後の膣出血
  • 月経の間に出血
  • 不規則な月経出血
  • 非常に重い月経
  • 月経周期や出血量が予測できない
  • 妊娠しづらい、流産しやすい
  • 症状がない方もたくさんいらっしゃいます

 

子宮内膜ポリープの検査、診断

経腟超音波検査

超音波で子宮内腔を観察します。月経周期によっては、子宮内膜と子宮内膜ポリープとの見分けがつかないことがあります。粘膜下筋腫との鑑別が難しい場合があります。

ソノヒステログラフィー

子宮内膜への塩水注入を含む超音波検査で、子宮内の成長をより詳細に表示します。

子宮内膜細胞診

子宮内腔表面の細胞を採取してがん検診を行います。典型的でない場合には悪性(癌)の傾向の有無を確認が必要となるからです。

子宮鏡検査

腟から子宮の中に細いスコープを入れ、子宮内腔を観察します。ポリープの個数や位置、大きさ、ポリープ表面の性状がわかります。

 

子宮内膜ポリープの治療

すべての子宮内膜ポリープに治療が必要とは限らず、経過観察するのみの場合もあります。症状やポリープの性状に応じて、子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術を行う場合があります。この手術は、腟から子宮の中に胃カメラのようなスコープをいれ、ポリープを切除する手術です。ポリープの個数や位置、大きさ、麻酔の有無などによって、外来もしくは入院して施術をおこないます。

 

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