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耳垢

耳垢は、耳の穴の奥にある耳垢腺(じこうせん)や皮脂腺から分泌される分泌物、剥がれ落ちた皮膚、そして外から入ってきたホコリなどが混ざり合ってできたものです。
耳垢には、耳の穴の皮膚を保護したり、細菌の繁殖を抑えたりする役割があります。
通常は、耳の自然な自浄作用によって自然に排出されます。

耳垢の原因

耳垢は、外耳道にある耳垢腺や皮脂腺から分泌される成分と、剥がれ落ちた皮膚、ホコリなどが混ざり合ってできます。
耳垢には、以下の2つのタイプがあります。

  • 湿性耳垢(しっせいじこう)
    ベタベタしたタイプで、日本人には比較的少ないです。

  • 乾性耳垢(かんせいじこう)
    カサカサしたタイプで、日本人に多いです。

耳垢のタイプは遺伝によって決まると言われています。
また、耳掃除の頻度や方法、体質などによっても耳垢の量や質が変わることがあります。

耳垢によって引き起こされる病気

通常、耳垢は自然に排出されますが、耳垢が溜まりすぎると、耳の聞こえが悪くなったり、耳に不快感が生じたりすることがあります。
また、耳垢が原因で以下のような病気を引き起こすこともあります。

耳垢栓塞(じこうせんそく)

耳垢が外耳道を塞いでしまう状態です。耳が詰まった感じがしたり、聞こえが悪くなったりします。
耳垢栓塞は、耳掃除のやりすぎで耳垢を奥に押し込んでしまったり、もともと耳垢が溜まりやすい体質だったりする人に起こりやすいです。

外耳炎(がいじえん)

耳垢が溜まった状態で、耳かきなどで外耳道を傷つけてしまうと、細菌が感染して外耳炎を起こすことがあります。
外耳炎になると、耳が痛くなったり、かゆみが出たり、耳だれが出たりすることがあります。

当院では、外耳炎の治療も行っております。
耳の痛みや痒み、耳だれなどがある場合は、お早めにご相談ください。
適切な診断と治療で、症状の緩和と早期治癒を目指します。

耳垢の処置や治療法

耳垢が原因で症状が出ている場合は、耳鼻咽喉科で耳垢を除去してもらうのが一般的です。
耳垢の除去方法としては、以下のものがあります。

  • 耳垢鉗子(じこうかんし)
    専用の器具で耳垢を直接取り除く方法です。

  • 吸引(きゅういん) 
    掃除機のような機械で耳垢を吸い取る方法です。

  • 耳洗浄(じせんじょう)
    生理食塩水などで耳の中を洗い流す方法です。

当院では、患者様の耳の状態に合わせて、最適な方法で耳垢を除去いたします。
痛みが少ないように配慮しながら、丁寧な処置を心がけています。

耳垢についてのよくある質問

Q1. 耳掃除はどのくらいの頻度でするのが良いですか?

A1. 耳掃除の頻度は、耳垢のタイプや量によって異なりますが、月に1~2回程度で十分です。
  毎日耳掃除をすると、かえって耳垢を奥に押し込んでしまったり、外耳道を傷つけてしまったりする可能性があります。

Q2. 市販の綿棒で耳掃除をしても良いですか?

A2. 市販の綿棒で耳掃除をする場合は、耳の入り口付近の耳垢を軽く拭き取る程度にしましょう。
  綿棒を奥まで入れると、耳垢を奥に押し込んでしまったり、鼓膜を傷つけてしまったりする可能性があります。

Q3. 耳垢は放っておいても大丈夫ですか?

A3. ほとんどの場合、耳垢は自然に排出されるので、放っておいても問題ありません。
  しかし、耳垢が溜まりすぎて耳が聞こえにくくなったり、耳に不快感が生じたりする場合は、耳鼻咽喉科を受診して耳垢を除去してもらいましょう。

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