医院・クリニックのホームページはいらない?

医院・医院のホームページに携わらせていただいてから、良く耳にするのは、

「うちは患者さんであふれかえっていて、管理も面倒だし、パソコンは不得意だからいらないよ」

というお声です。

今までは

「集患のためのツール」

という側面が強かった(今でもそうですが)ので、そのようにお考えになるのも仕方がありません。

これを

「かかりつけの患者さんのための情報提供ツール」

と位置付けたらどうでしょうか?

かかりつけ医の流れ

かかりつけ医の流れがどんどん推し進められていくなかで、自分の患者さんにどのように情報提供していくかは医療機関にとって今後重要なテーマになると思います。

情報提供するという前提であれば、当然利便性の高いインターネットを使って発信していくことで、負担も少なく提供ができると思います。

地域に密着したかかりつけ医であれば、地域でインフルエンザが流行ったり、○○ウイルスが流行ったりということで、ドクターならではの情報提供ができるはずです。

今は未だ、高齢者では、スマホ等ネットにアクセスできるツールをお持ちでない方が大半ですが、数年後、団塊の世代が、後期高齢者になっていく将来を見据えると、情報提供の流れは変わらざるを得ないと考えます。

患者さんのためのホームページ

ホームページは自院のためではなくて、患者さんのために作るものです。

是非、将来を見据えて、通っていただく患者さんや地域のみなさんの為に、情報提供ツールとしてホームページをお持ちいただきたいと思います。

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、日本経営グループのメディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。これまで約2000件のウェブサイトをプロデュース。 開業時のマーケティングを多く経験していることから、開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で月間3,000 名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100 キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求する手法で、確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに精通したメディカルWebプロデューサーとして、著書「クリニック広報戦略の教科書」「医院ホームページの教科書」があるほか、YouTube「ウェブリィチャンネル」を主催。全国で講演活動などもおこなっている。
医院ホームページ作成の教科書
医院ホームページ作成の教科書

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