Googleで検索しても、医院のオフィシャルサイトが出てこない
8月のGoogleアップデート以来、ヘルスケア関連を中心に順位変動が目まぐるしくなっています。11月に入り落ち着きを見せていますが、まだまだ、8月以前に戻っていないというクリニック様もいらっしゃいます。
実際のアクセスはどうだったのか
下図は、2018年6月以降のWevery!を利用している医療機関のアクセス数の推移です。
青線が2018年 橙線が2017年 紫は基準線
Wevery!では、面白いことに8月のアップデートでアクセスが増えているのですが、これは、トップページ以外のページが逆に多く露出してしまう結果が出てしまったり、一部のページに数万アクセスがこの時期に集中したり等、本来的には増えても喜ばしくない結果があった故のものでした。本来は紫線に沿って波がかぶさるのが標準的な結果です。水色の○で囲まれている部分が余計に多くなってしまった部分です。
10月にやっと落ち着いた結果になってきていますが、まだまだ本位な検索結果が出ていないクリニック様もいらっしゃいます。
クリニック名を検索しても出てこない
クリニック名を検索してもオフィシャルサイトのトップが上位表示していない場合は、Googleの検索エラーと思われます。「鈴木医院」など、全国に沢山ありそうな名称の場合は、「品川区 鈴木医院」等、市区町村でより絞るところまでしてあげる必要があるかもしれません。そこまでやってもオフィシャルサイトが出ない場合は(8月以前は出ていたことが前提ですが)、自院名で検索をしたあと、Googleの検索結果のページ最下部にある「フィードバックを送信」という個所をクリックして、
Googleに検索にかかってこない旨のフィードバックを送信しましょう。
内容としては、「品川区 河村医院」と検索しても、オフィシャルサイトが出てこない。という旨と、スクリーンショットを含めるという個所にチェックをしていただき「送信」ボタンを押します。
地域名・診療科目で検索しても出てこない
8月以前に「地域名・診療科目」等で検索した際に上位表示だったのに、今出てきていないという場合は、少しテコ入れが必要かもしれません。その際、上述のようにクリニック名が検索された際にオフィシャルサイトがあがってきていないというケースは、テコ入れは前項のGoogleへのフィードバックをおこなってからにします。
テコ入れについては、次の対応になります
- ページ内容の充実、文章量の拡充。特に検索されたい語句に関する内容を増やす。
- 内容が難解すぎないか。ある程度患者さんにもわかりやすく文章を記載する必要があります。
- ユーザビリティーに気をつける。アクセスやお問い合わせに繋がるようなアクションが分かりにくくなっていないか
1、2、3の順番でご対応ください。重要なのは1です。先ずは内容を充実させて、患者さんにとって有益なサイトにするということです。1をやり尽くしてダメだったら、2、3に進んでください。
Googleと上手に付き合う
Googleもより良い検索結果のために、日々アップデートをしています。そのアルゴリズムは複雑でベールに包まれていますので、改変によってどのような影響が出るかは、出たとこ勝負という側面も否めません。今回の改変で、アクセスに大幅な変動があったクリニック様が多いのですが、この変動が異常であるのか、正常なものであるかをまずは見極めなくてはいけません。異常であれば、後日アルゴリズムが修正されますので、対策はせずに静観となります。正常であれば、対策をうつということになります。2018年11月に入り、大幅なアップデートはあるものの、現段階では8月の修正であるという考え方のほうがしっくりくる変動と感じていますので、今順位が下がっている場合は、対策を打つという方法でGoogleと付き合うのが良いでしょう。