肌のたるみの原因7つ|改善する治療方法も紹介
肌のたるみの原因は、加齢が関係しています。
しかし、年齢を重ねたからという理由だけでたるんでしまうわけではありません。
今回は、肌のたるみの原因を具体的に解説していきます。
年齢とともに肌のたるみが気になってしまう方や、早いうちから肌がたるんでしまっている方は、原因を明確にしてたるみを改善していきましょう。
顔のたるみの主な原因
顔のたるみの主な原因は、7つあります。
- コラーゲンの衰え
- 筋力の低下
- むくみ
- 脂肪の増加
- 紫外線
- 姿勢の悪さ
- よく噛まない
肌のたるみには年齢も関係していますが、日々の生活もたるみの原因になっているのです。
なぜそれぞれが肌のたるみの原因になるのか、以下で解説します。
コラーゲンの衰え
コラーゲンは、肌のハリを支える重要な部分です。
そのため、コラーゲンの生成が衰えたり、量が減ったりすれば、当然、肌はたるんできます。
コラーゲンの低下は、加齢とともに進んでいきますが、食生活や治療などで補えます。
筋力の低下
人は、年齢を重ねると、顔にある表情筋が衰えてしまいます。
表情筋が衰えてしまうと、肌が重力に耐えられなくなり、たるみになってしまうのです。
表情筋を鍛えることでたるみを改善できますが、ただ普段の表情を動かしていれば良いわけではありません。
表情筋は鍛えるのが難しい部位で、意識をして動かさなければ鍛えられないのです。
表情筋を鍛えるためのフェイスストレッチという方法があるので、時間のあるときに試してみましょう。
むくみ
むくみは真皮層の組織の機能の低下を招き、たるみを助長する原因になります。
むくみを防止するためにも、塩分の摂り過ぎや暴飲暴食は控えるようにしましょう。
脂肪の増加
脂肪が増えると、その分、筋肉が支えきれなくなるために、たるみに繋がります。
特に、急激に太った場合にはたるみになりやすいので、注意してください。
紫外線
紫外線も、肌のたるみを引き起こす原因の一つ。
紫外線を浴びると、真皮層のコラーゲンやエラスチンが破壊され、肌全体を支える力が弱まってしまうのです。
その結果、たるみが生じてしまいます。
肌の健康のために紫外線対策は必須なので、たるみ対策の一つとしても、紫外線対策を徹底しましょう。
姿勢の悪さ
日々の姿勢の悪さも、たるみの原因になります。
姿勢が悪いと血流が乱れ、老廃物が蓄積してしまうためです。
また、猫背になると顔も下向きになりやすく、頬やあご周りに老廃物や水分が溜まり、顔のたるみになります。
よく噛まない
噛む動きは、顎の筋肉を鍛える動作です。
そのため、よく噛まないで食べる癖のある人は、あご周りの筋肉が衰えてしまい、たるみの原因になります。
普段から噛む癖がなかったり、柔らかいものばかり食べたりしている人は、意識的に噛む回数を増やしてみてください。
主なたるみの治療方法
たるみは日々の生活で多少の改善は期待できますが、それだけでは満足できるほどの効果にはなりません。
できるだけ早くたるみを改善したい場合は、クリニックでの治療も検討してみましょう。
以下で、主なたるみの治療方法を紹介します。
ハイフ
ハイフは、特殊な超音波を発生させ、真皮層のコラーゲンの生成を促し、リフトアップさせる治療です。
治癒力を利用してピンポイントにダメージを与えることができるので、周囲の組織にはほとんど影響が出ません。
深部の肌にだけダメージを与えられるので、ダウンタイムもほとんどなく、全体の肌のたるみに施術できます。
糸リフト(当院では現在行っておりません)
糸リフトは、名前のとおり、糸を使ってたるみを引き上げる施術です。
注射針を使って糸を挿入していきますが、糸は体内で溶けるため、健康上の心配はありません。
また、メスを使わない治療なので、傷が小さくダウンタイムも短いです。
ショッピングリフト(ウルトラVリフト)(当院では現在行っておりません)
ショッピングリフトは、極細の吸収糸を使ってたるみをおさえながら、肌のコラーゲンの生成を手助けする施術です。
腫れや内出血なども少なく、施術直後に買い物に行けるほどの気軽さという点から「ショッピング」と名付けられています。
傷も小さく違和感も少ないので、初めての人でも安心して施術を受けられるでしょう。
アイスレッド(アイリフト)(当院では現在行っておりません)
アイスレッドは、目元専用のスレッドリフト施術です。
そのため、「アイリフト」とも呼ばれています。
目元のたるんだ皮膚を引きしめて、小じわや目の下のクマなどの改善にも期待できます。
ヒアルロン酸注入
たるみ治療のなかでも、代表的なのが、ヒアルロン酸注入です。
名前のとおり、ヒアルロン酸を皮膚に注入して、直接的にしわやたるみを解消します。
ヒアルロン酸は、元々人の体内にある成分なので、注入しても健康上の心配はありません。
ヒアルロン酸注入については、過去の記事でも解説しているので、参考にしてください。
脂肪溶解注射(当院では現在行っておりません)
脂肪の多さから肌がたるんでしまっている場合には、脂肪溶解注射をおすすめします。
皮膚に脂肪を溶かす薬剤を注入して、老廃物と共に体外へ排出する治療です。
ピンポイントな施術が可能で、全体的な顔つきがスッキリします。
まとめ
肌のたるみのほとんどの原因は、日々の生活にあります。
意識しながら過ごしていれば、たるみを予防できるでしょう。
しかし、どれだけ予防しても、加齢とともにたるみは発生しやすくなるので、あまりにも気になる場合はクリニックでの施術を検討してみてください。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗