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在宅のクリニックに必要なコンテンツ

医療機関のホームページを作るうえで、ページ数を多くすることは必須であるということはこちらのブログでご紹介しましたが、診療科別にひも解いていきたいと思います。

今回は在宅をおこなっているクリニックのコンテンツを取り上げます。

患者さんと医療従事者向けのコンテンツ

在宅クリニックの場合は、患者さんだけではなく、医療従事者にも目を向けてホームページを作成する必要があります。

患者さん向けコンテンツ

患者さんには、診療エリアと連絡先や先生のご経験を明確にする必要があります。

  • 診療エリア
  • 診療時間
  • 連絡体制
  • 診療開始までの流れ
  • 診療ポリシー
  • 医師紹介
  • 実績
  • 可能な医療行為
  • 得意なことや不得意なこと
  • 利用可能な医療機器
  • お薬について
  • お支払いについて(振込先など)

「こんなことができますよ」「私はこんな人ですよ」ということを記載するということが大切です。

先生のご経歴等はごあいさつページに記載しても良いかと思いますが、医師が複数いらっしゃる場合は、全ての医師のご経歴が必要です。

医療従事者向けコンテンツ

ケアマネージャーさん等、ご紹介いただく方が閲覧するためのコンテンツが必要です。基本的には、患者さん向け情報から、医療従事者にとっては当たり前のことや不必要なものを取り除いたコンテンツになります。

  • 診療ポリシー
  • 経歴や経験
  • 在宅の体制
  • 可能な医療行為
  • 得意なことや不得意なこと
  • 利用可能な医療機器

上記の情報が必要になります。これは、上記全て1ページにまとめて「医療従事者の方へ」として掲載するのが良いでしょう。ホームページだけでなく、pdf等にまとめてダウンロードできるようにすることで、ウェブを使わないケースでも利用の幅が広がります。そのままご家族にお渡しするということも考えられますので(パンフレットを作れば別ですが)、ご家族用のものを準備しても良いでしょう。その際は、パンフレットに準じるものですので、ドクターのお写真は必須です。

ページは少なく、そしてblogの活用

私は、ホームページのページ数は多いほうが有利であるということを説いてきましたが、在宅クリニックの場合は、少し勝手が違います。

在宅クリニックの場合は、「1つのページで閲覧できたほうが有利」なコンテンツであるために、基本手的には、「患者さん向け」「医療従事者向け」の2つのページで良いです。外来がメインである場合は、その2つ以外のページで充実出来るので問題ありませんが、見る人の利便性を考えていると、検索サイト対策については、難しくなってしまいます。

そこでblogの活用です。特に、在宅をやっている場合は、ご家族や患者さんとのふれあいを通じて、感じられる日常の機微があると思います。それを日記風にコンテンツにすることで、ドクターのポリシーや人となりが分かりますし、それを見たご家族も喜んでくれるかもしれません。ページも増えていきますので、相乗効果としてblogを活用することができます。できれば、2、3日に1度は更新したいですね。

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、日本経営グループのメディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。これまで約2000件のウェブサイトをプロデュース。 開業時のマーケティングを多く経験していることから、開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で月間3,000 名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100 キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求する手法で、確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに精通したメディカルWebプロデューサーとして、著書「クリニック広報戦略の教科書」「医院ホームページの教科書」があるほか、YouTube「ウェブリィチャンネル」を主催。全国で講演活動などもおこなっている。
医院ホームページ作成の教科書
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