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医療広告ガイドラインのビフォーアフターの画像が条件付きでOKに!!

ホームページの広告規制に関してこれまで、ビフォーアフターの写真やイラストについて、ホームページ上での表記がNGになる見通しでしたが、「第7回医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」にて、条件付きで解禁になる見通しになりました。

説明文があればOKに!?

下記は、第7回医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会の資料「省令(案)について」からの抜粋です。

やはり、術前術後の写真等、患者が自ら求めて入手する情報については、適切な情報提供が円滑に行われる必要がある。という観点から、「詳細な説明文(具体的な治療内容、副作用、リスクなど)がある」という条件付きで掲載が認められる方向となっています。

皆保険制度とホームページの自由の狭間でいろいろと動いていた事案ですが、ホームページの自由がある程度融通される結果になってきています。

こちらについては
第7回医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000186386.html
から詳細な内容がご確認いただけます。

診療科によっては死活問題だった

ビフォーアフターの画像については、診療科目によっては死活問題と考えていました。

美容整形が影響が大きいというのは皆様も分かりやすいと思いますが、私のお客様ですと、特に歯科のお客様がいろいろと悩まれていました。

歯科の場合、治療のアプローチが多岐にわたり、医院によっても違ってきます。そういう情報を仕入れに患者さんがネットを活用しているにも関わらず、その画像がダメということは、インターネットが面白く無くなってしまうなと思っていました。

また、治療の流れを説明する際に画像を用いて説明する医院様もあります。その画像が実質的にビフォーアフターになってしまうかもしれないということでこれもやきもきしているところでしたが、それが無くなりそうで安心しました。

とはいえ、パブコメも募集中であり、動向については油断できない?ですね。

今後の動向にも注目

広告ガイドラインは、
改正の施行期限である2018年6月13日までに、あらたに実施される予定となっています。
現在厚労省でパブリックコメントを集めていますので、今後も内容については動向を見ていく必要が出てきます。
 

 

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、日本経営グループのメディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。これまで約2000件のウェブサイトをプロデュース。 開業時のマーケティングを多く経験していることから、開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で月間3,000 名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100 キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求する手法で、確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに精通したメディカルWebプロデューサーとして、著書「クリニック広報戦略の教科書」「医院ホームページの教科書」があるほか、YouTube「ウェブリィチャンネル」を主催。全国で講演活動などもおこなっている。
医院ホームページ作成の教科書
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