心療内科のホームページに必要なコンテンツ

医療機関のホームページを作るうえで、ページ数を多くすることは必須であるということはこちらのブログでご紹介しましたが、診療科別にひも解いていきたいと思います。

今回は心療内科のコンテンツを取り上げます。

インターネットとの親和性が高い診療科目

心療内科は、ご存じのとおり、「うつ」をはじめとした様々な精神疾患、および薬に関するキーワードを使って、インターネットで情報収集される診療科目です。小児科や婦人科もそうですが、ネットを活用して、患者さんに適切な情報提供をしていく必要があります。

うつを中心としたベーシックなページ構成

心療内科では、下記のページ構成がベーシックな構成と思われます。

  • うつ病の相談・治療
  • ストレスの相談・治療
  • 不眠症・睡眠障害の治療
  • パニック障害の治療
  • 社交不安障害(SAD)の治療
  • 強迫性障害の治療
  • 摂食障害(拒食症・過食症)の治療

それぞれのページには、病気の概要だけでなく、チェックリスト(これが当てはまったら治療が必要等の)や、治療方針、薬に関する情報等を記載していきます。

特徴を如何に出すか~blogの活用~

心療内科の場合、特徴をどのように打ち出していくかというところがカギになります。

上述のページだけですと、横並び感が否めません。都心では、1つの駅周辺に複数の心療内科があるのは、当たり前です。また、自宅近隣の心療内科にはいきにくいということも考えられますから、いわゆる患者さんにとっての選択肢は、他の科目よりも多くなっているということを念頭に置く必要があります。

より専門性を追求したい場合はblog等が有効です。

ホームページで専門性を追求していくことは、もちろんメリットも多いですが、デメリットとしては、専門以外の患者さんが来づらくなるということがあります。

ホームページ全体はあくまでも網羅的なコンテンツにして、blogで深く掘り下げていくということが有効です。

例えば、アルコールなど依存症系が専門でしたら、症状の話、症例の話、薬の話、患者さんとの小話など(もちろん個人情報を守った上でですが)をblogに記載することで、依存症に関するページが増え、検索サイトから「依存症に強みを持った医院だ」と評価されるようになります。

このような形で、ページのカテゴライズをblogで強固にさせて専門性を追求していくことが心療内科のホームページでは必要になります。

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、日本経営グループのメディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。これまで約2000件のウェブサイトをプロデュース。 開業時のマーケティングを多く経験していることから、開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で月間3,000 名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100 キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求する手法で、確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに精通したメディカルWebプロデューサーとして、著書「クリニック広報戦略の教科書」「医院ホームページの教科書」があるほか、YouTube「ウェブリィチャンネル」を主催。全国で講演活動などもおこなっている。
医院ホームページ作成の教科書
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