白内障の日帰り手術について

白内障は、眼の中にある水晶体というレンズが濁ってしまう病気です。この水晶体が濁ることで、視界がぼやけたり、光が眩しく感じたりするようになります。かわむら眼科では、患者さんの生活の質（QOL）を向上させるため、日帰り白内障手術に力を入れています。手術件数も多く、眼科学会指導医である院長をはじめ、経験豊富なスタッフが、最新の医療機器と技術で、安全かつ丁寧な手術を提供いたします。当院では、患者さん一人ひとりの目の状態やライフスタイルに合わせた最適な治療法をご提案し、術後のケアまでしっかりとサポートいたします。淡路町駅、JR神田駅からもアクセスが良く、お仕事帰りやご予定のついでにもお立ち寄りいただけます。常に2診体制で、患者さんの待ち時間短縮にも努めています。

白内障の症状について

白内障の主な症状は、視界が徐々にぼやけてくることです。初期には、まるで霧がかかったように見える、または全体的に黄色っぽく見えるといった症状が現れることがあります。進行すると、以下のような症状が現れることがあります。

物がかすんで見える
光が異常に眩しく感じる
夜間の視力低下
物が二重に見える
眼鏡をかけても視力が矯正できない

これらの症状は、徐々に進行していくため、初期の段階では自覚しにくいこともあります。しかし、放置すると日常生活に支障をきたすだけでなく、緑内障などの他の目の病気を引き起こす可能性もあります。少しでも気になる症状があれば、早めに眼科を受診することをおすすめします。

白内障の原因について

白内障の最も一般的な原因は、加齢による水晶体の変化です。水晶体は、長年使用するうちに徐々に濁り始めます。しかし、加齢以外にも、以下のような原因が考えられます。

糖尿病
アトピー性皮膚炎
ステロイド薬の長期使用
外傷（目の怪我）
紫外線
放射線
遺伝

特に糖尿病の方は、白内障の発症リスクが高いことが知られています。また、紫外線を長期間浴び続けることも、白内障のリスクを高める可能性があります。原因を特定し、適切な対策をとることが、白内障の進行を遅らせる上で重要です。

白内障の病気の種類について

白内障は、水晶体の濁り方や発生原因によって、いくつかの種類に分類されます。

加齢性白内障

最も一般的なタイプで、加齢に伴って水晶体が徐々に濁っていくものです。多くの場合、両目に発症し、ゆっくりと進行します。

先天性白内障

生まれつき水晶体が濁っている状態です。風疹などの母親の妊娠中の感染症や、遺伝が原因となることがあります。早期の手術が必要となる場合があります。

外傷性白内障

目の外傷（打撲、刺し傷など）が原因で起こる白内障です。外傷後、数ヶ月から数年経って発症することもあります。

代謝性白内障

糖尿病などの代謝性疾患が原因で起こる白内障です。糖尿病の方は、白内障の発症リスクが高く、進行も早い傾向があります。

薬剤性白内障

ステロイド薬などの薬剤の長期使用が原因で起こる白内障です。薬剤の使用を中止することで、進行を遅らせることができる場合があります。

後発白内障

白内障手術後に、水晶体を包んでいた水晶体嚢が濁ってくることがあります。これは白内障が再発したわけではなく、レーザー治療で簡単に改善できます。

白内障の治療法について

白内障の治療法は、症状の程度によって異なります。初期の段階では、眼鏡やコンタクトレンズで視力を矯正することで、ある程度視力を改善することができます。しかし、白内障が進行して日常生活に支障をきたすようになった場合は、手術が必要となります。

白内障手術

白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工のレンズ（眼内レンズ）を挿入する手術です。かわむら眼科では、日帰り手術に対応しており、手術時間も短く、患者さんの負担を最小限に抑えることができます。

手術の流れ

手術前の検査：視力検査、眼圧検査、細隙灯顕微鏡検査、眼軸長測定などを行います。
手術日の決定：患者さんのご都合に合わせて手術日を決定します。
手術当日：点眼麻酔を行い、手術を行います。
手術時間：通常、片眼あたり15分程度です。
術後のケア：術後の点眼薬の使用方法や注意点についてご説明します。
定期検診：術後1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に定期検診を行います。

眼内レンズの種類

眼内レンズには、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの2種類があります。

単焦点眼内レンズ

一点にピントが合うレンズで、遠くか近くのどちらかに焦点を合わせます。手術後、眼鏡が必要となる場合があります。

多焦点眼内レンズ

遠くと近くの両方にピントが合うレンズで、手術後の眼鏡の使用頻度を減らすことができます。遠近両用にも対応しています。ただし、ハロー・グレア現象（光が滲んで見える）が起こることがあります。

患者さんのライフスタイルや目の状態に合わせて、最適な眼内レンズを選択することが重要です。当院では、患者さんと十分に相談し、最適なレンズをご提案いたします。

料金について

白内障手術の費用は、使用する眼内レンズの種類や、加入している保険の種類によって異なります。詳しくは、当院の受付までお問い合わせください。
（※保険診療の範囲内で手術が可能です。）

自由診療の場合（多焦点眼内レンズ）：

レンズの種類	費用（片眼）
多焦点眼内レンズ	●●円

※上記費用には、手術費用、眼内レンズ代、術後の定期検診費用が含まれています。