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シミと肝斑の違いは?特徴・原因・治療方法を解説

[2024.03.18]

シミと肝斑は同じものだとご存じですか?

肝斑はシミの一種なのです。

さらに言えば、そばかすもシミの一種になります。

では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか、

本記事でそれぞれの違いについて解説します。

 

シミと肝斑に違いはない?

冒頭でも解説したように、肝斑はシミの一種です。

「シミ」は、肝斑などの総称を指しています。

肝斑のほか、シミのなかには以下の種類が含まれます。

<肝斑>

 

<老人性色素斑>

 

<そばかす>

 

<炎症後色素沈着>

<対称性真皮メラノサイトーシス>

上記のうち、一般的に「シミ」と呼ばれるものは「老人性色素斑」を指します。

なお、以下で解説する「シミ」については「老人性色素斑」として解説します。

 

シミ・肝斑・そばかすが指す意味の違い

シミ・肝斑・そばかすは、発生する部位や原因が異なります。

それぞれの違いについて、以下の表にまとめました。

  発生しやすい年齢 発生しやすい部位 主な原因
シミ 40代以上 顔や腕 紫外線
肝斑 30代以上 女性ホルモンが関係していると言われている
そばかす 幼少期~思春期 鼻の周り 遺伝の影響が強いと言われている

以下で、より具体的にそれぞれの特徴について解説します。

 

シミとは?

シミは、主に加齢とともに生じます。

紫外線によるメラニンの蓄積やターンオーバーの低下などが原因です。

輪郭のはっきりした色素斑で、顔や腕など日光のあたりやすい部位に発生しやすい傾向があります。

 

シミはどんな形で現れる?

シミは、他の種類と比べてハッキリした形が特徴的です。

楕円形や円形の色素斑が、左右非対称に現れます。

 

肝斑とは?

肝斑は、頬などを中心に左右対称に拡大していくシミです。

原因は明らかになっていませんが、女性ホルモンが関係していると言われています。

主に30歳~50歳によく見られる色素斑です。

 

肝斑はどんな形で現れる?

肝斑は、頬のあたりに左右対称に生じます。

シミと比べて輪郭はハッキリしておらず、もやもやした形で広がっています。

 

そばかすとは?

そばかすは、幼少期~思春期に見られる細かい淡褐色の色素斑です。

原因は明らかになっていませんが、遺伝的な要因で生じるとされています。

基本的には、成長とともに薄くなっていくので、ひどくない場合には治療の必要はありません。

 

そばかすはどんな形で現れる?

そばかすは鼻の周りを中心にして、小さく細かい斑点が生じます。

思春期の頃には目立ちますが、年齢を重ねていくことで薄くなります。

また、夏には色が濃く、冬には色が薄くなるケースもあります。

 

肝斑とシミの原因の違い

肝斑やシミを悪化させないために、原因について理解しておきましょう。

それぞれの原因がわかれば、予防策を立てられます。

たとえば、紫外線が原因であれば、日焼け止めを塗る、日傘をさすなどの方法で予防できます。

原因を把握して、日常生活で気を付けてみてください。

 

シミの主な原因

シミの主な原因は、以下の3つと言われています。

  • 紫外線
  • ターンオーバーの低下
  • 炎症や傷跡

とくに多いのは、紫外線やターンオーバーの低下です。

いずれもメラニンが関係しているので、普段から紫外線対策をしておきましょう。

 

肝斑の主な原因

肝斑の主な原因は、以下の3つと言われています。

  • 女性ホルモンの乱れ
  • ピルの服用
  • 摩擦

女性ホルモンの乱れが可能性として大きいとされていますが、正確な原因はまだわかっていません。

 

肝斑とシミの治療方法の違い

肝斑やシミの治療方法について知っておきましょう。

いずれも「シミ」ではありますが、治療方法が異なるからです。

以下では、主に当院で実施している治療方法について解説しますので、治療を検討している方は参考にしてください。

 

シミの主な治療方法

シミの治療は、主に以下の2つがあります。

ただし、実際のシミの状況によってレーザーを打てない時もありますので、一度カウンセリングをおこなった上で治療方法を検討してください。

 

肝斑の主な治療方法

肝斑の治療には、主に以下の3つがあります。

シミと同様で、どの治療が適しているかは状態によって異なりますので、クリニックでカウンセリングを受けながら決めましょう

 

シミと肝斑が混在している場合もある

シミと肝斑の治療は、ご自身だけで決めないでください。

なぜなら、正しく判断しなければ適切な治療をおこなえないからです。

とくに30代後半から50代の方は、シミと肝斑が混在しているケースが多いです。

このような場合にはさまざまな治療を組み合わせなければいけません。

ですから、経験豊富なドクターのもとで判断をしてもらい、治療することをおすすめします。

 

まとめ

シミや肝斑に悩まれたら、まずはクリニックでカウンセリングを受けてください。

同じ「シミ」ではありますが、原因も治療方法も異なるからです。

ご自身で「これはシミだ」と判断してセルフケアをおこなっても、正しい判断でなければ改善されません。

とくにシミと肝斑とそばかすが混在している場合には治療が難しいので、まずは一度クリニックの受診をおすすめします。

当院の治療方針については「名古屋でシミ取りなら」ページにて解説しております。

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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