3㎏痩せてみて思ったこと。痩せるためには運動?それとも食事?
11月中旬頃の話。
普段体重を測らない私が、銭湯に行った時に置いてあった体重計に何げなく乗ってみた。
なんと、過去最大の体重だったのだった。(妊娠中を除いて)
体重なんて気にしたことがなかった私だが、その時ばかりはショックを受けた。
だって今までは1キロくらい重たくなっても特に何もせずに元の体重に戻るのが常だった。
ちょっと食べすぎても自然に戻るから気にしないと思っていた。
でも、この体重は特に食べすぎた日でもなくこの体重だったので、ここ半年くらいはこの体重をキープしているということだから。
3キロ痩せてやる、と決意した
すぐに決意を固めた私は、いつものジムのトレーナーに相談した。
「生活に無理なく痩せたいのです。トレーニングに来る時間は頑張って作りますから!」
という私に意外な答えが返ってきた。
「体重を減らすためには運動より食事です」
私はさらにショックを受けた。ジムのトレーナーが運動よりも食事制限を勧めたのだ。ジムのトレーナーのくせに!
さらに思ったのは、私は必要な栄養を取るべくたくさん食べなきゃいけないのに!!というこころの声。栄養療法を実践するものならきっとこう思うことでしょう。
「えっ、でも私は食べることが大好きだし、外食が多すぎてコントロールが難しいのです。」
普段患者さんに言われてメンタル弱いな、と思う『デモデモダッテ』を自ら発しながら答えた。
「じゃあ痩せられません。トレーニングを多少増やしても消費するカロリーはこれくらいで、食事の影響の方が大きいでしょ。」当然という感じでトレーナーは言った。このトレーナーはボクシング選手の体重コントロールなどで減量指導でもエキスパートなのだ。
私は理系なので数字を示されると納得した。そうか、食事を変えなければならない。カロリーをコントロールしつつ必要な栄養を摂る工夫をしなくちゃならない。頭の中にカロリー配分と献立が浮かんできた。
そして始まった減量生活
夜は1週間のうち5回は外食だから、夕食でコントロールは難しい。
となると朝と昼で調整しなくては。
朝は家で食べるし、昼はお弁当だからなんとでもなる。夜外食の時は気にするとつまらないから、今まで通り気にしない主義でいこう。
そして生活リズムはあまり変えずに減量スタート。
朝食と昼食は全体量を落とさずに、たんぱく質量も確保しながらカロリーを調節した。(細かいこと書くと長くなるから興味ある人は聞いてね。)
最初の半月で1.5キロ減った。
簡単に落ちていく。トレーナーにも報告した。一緒に喜んでくれた。
「朝と昼はある程度糖質を入れましょう。この方法はリバウンドしないから大丈夫だよ。」
などのアドバイスをくれた。単純な私は、この人がいてくれたら3キロはすぐ達成すると思った。
ここまでは全然辛くなかった。
12月に入って異変が起きた
年末が近づくと仕事が忙しくなった。
精神的にもきつい出来事があったりしてジムに通う余裕が時間的にも精神的にもなくなった。
食事の調節だけは習慣になっていたので続けていた。
精神的なストレスを受けるとコルチゾールを使ってしまうようで夜間低血糖が出現した。
摂取カロリーが少ないところに日中のストレスで副腎が耐えきれないのを感じた。
やばくなってくると高濃度ビタミンCの点滴をしながら、ストレスは酒でごまかした。
体重は徐々に減っていくが、夜間に低血糖で目が覚めたり、眠りが悪くて疲れが取れていないのを感じた。当然肩こりもひどくなった。酒を飲んで帰宅が遅くなることも増えた。
なんだか体がおかしくなってきた。しかしストレスのかかっている状態は抜け出せず、十分な休息は取れないまま正月休みが待ち遠しかった。
何とか年内の仕事を終えるとすぐ子供の風邪をもらった。
1.5か月で3㎏減
気が緩んだのだろう。
子供が高熱を出しても風邪をうつされることは今までなかったが、今回は極度のストレス状態だった。
今思えばおそらくインフルエンザだったのだろう。
正月休みで誰にも会わないし、寝ていられるからちょうどいいと思った。
年末から3日間寝て過ごして、年を越してからは徐々に回復していった。この間食欲がなくて食事量は減った。
体力も衰えたのを感じながら正月休みが終わり仕事がスタートした。
最初は仕事をこなすために1日過ごすのがやっとだったが数日で元気を取り戻した。
正月までで体重はトータル3㎏減った。
1か月半で3㎏。最後に風邪をもらわなければなかなか良いペースでの減量と思う。
リバウンドなし
その後、体力を戻すのは大変だった。
年末のバタバタでテニスもジムも行けていなくてすっかり筋力が落ちた。
1月中旬に久しぶりにテニスをしたときは、テニス仲間にふらふらしているけど大丈夫?と言われた。
それから2週間くらい経った今は普通の生活を取り戻した。
食事も元に戻した。倒れている間に極端に食べられなくなって顔色が悪くなり、シミとまではいえないくすみが出てきた。
これ以上痩せてはいけない。体重は現状をキープして筋力を戻すためにトレーニングを再開しよう。
痩せてみて変わったこと
良かったこと
〇普段の動作が楽になった。何となく動きやすい。
〇テニスで走るときに踏み出す一歩が軽くなった
〇スカートをはくときに何となく余裕がある
〇太ったらいつでもまた痩せられるという気持ちの余裕ができた
悪かったこと
×寒くなった
×何となく顔色が悪く肌が荒れた
×せっかく痩せたのに誰も気づいてくれない
良かったことは当然のことなので悪かったことを考えてみよう。
寒くなったとジムのトレーナーに言ったら、理由を教えてくれた。
脂肪は断熱材なので脂肪が多ければ体温が上がったときに冷めにくい。だから今回脂肪が少なくなったので熱しやすく冷めやすくなっていると。すごく納得した。
動いていないと寒くなり、ちょっと動くとすぐ暖まる。体感している。
何となく顔色が悪く肌が荒れたのは、風邪をもらって本当に食事が摂れなくなったからと思われる。単純に減量していた時は肌の調子は悪くなかった。
誰も気づいてくれないことは突き詰めると寂しくなるので追求しないことにする。
結論。体重を落とすだけなら運動より断然食事が効く!
今回の減量計画ではいろいろ学びが多かったです。
クライアントに痩せたいと言われたら食事指導も自信がつきました。
2-3㎏体重を落とすだけなら簡単だと思います。
同時に、もともと50キロちょっとしか体重のない女の子に5キロ痩せたいと言われても、それは危険と止めることにします。私自身はたった3キロやせただけでもまだ体が追い付いていない感じがあるので、5キロ以上落とすのなら時間をかけてやるべき。
食事で痩せるのだけど、必要な栄養を取りながらするので献立に工夫は必要です。アスリートは当たり前にやっていることだけど、一般の人はこれがめんどくさいと難しいでしょう。
ということで、これ以上体重を落とさず筋力を回復させるべくジムでトレーニングをしています。
そしてそのあとのランチはこんな感じ。
米粉で作ったお好み焼きと、レンコンのきんぴら、ブロッコリー、牛肉の赤ワイン煮です。
トレーニング後なのでたんぱく質を補給したいところ。食べすぎず、適量で。
あとは顔にレーザーを打って肌の調子も取り戻したいと思っています。