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【食事療法】アトピーには油が大事!

[2021.07.27]

アトピー性皮膚炎のお子様をお持ちで、

お子様に何を食べさせたら良いのだろうと

迷われるお母様は多いと思います。

大人のアトピーの方も同様です。

 

 

 

アトピー性皮膚炎の改善に影響を与える栄養素はいくつかあり、

なかでも「魚の油」は特に良いとされています。

 

 

 

「油」についての基礎知識

ますは、「油」の簡単な基礎知識についてお伝えします。

 

 

 

 

 

 

油の主成分は4種類

 

◎肉やバターといった動物性食品に含まれる飽和脂肪酸

◎魚などに多く含まれるオメガ3系脂肪酸

◎ナッツ、植物油などに含まれるオメガ6系脂肪酸

◎オリーブオイルなどに含まれるオメガ9系脂肪酸

 

 

 

特に体の中の炎症に関わる油は

この中でもオメガ3系オメガ6系になります。

オメガ6系の油が多すぎると

炎症体質になってニキビができやすくなります。

 

 

 

油の効果

 

簡単に説明すると、

 

オメガ6は炎症

オメガ3は抗炎症

オメガ9は炎症も抗炎症も起こさない

 

と考えて下さい。

 

 

 

油のバランスが大切で、

オメガ3系の油とオメガ6系の油の割合で

アトピーが悪化したり良くなることがわかっています。

 

 

 

炎症を抑えるオメガ3系の油をなるべく摂るようにして

炎症を起こすオメガ6系の油を控えることで、

アトピーも改善できます。

 

 

 

 

 

 

油でアトピーを改善するポイント

それぞれの油をどのように活用すれば

アトピー改善になるのかご紹介します。

 

 

オメガ6系の油を減らす

調理に植物油を使わないこと。

脂が入っているお菓子などを食べないこと。

肉を減らす。

 

 

 

オメガ3系の油を増やす

魚をなるべく食べること。

ただし大型魚は水銀の問題があるので控える。

 

 

 

調理にはオメガ9系が豊富なオリーブオイルを使う

一般的なサラダ油はオメガ6系が多く入っているので、

サラダ油を使わないこと。

 

 

 

気を付けること

長期的にお肉を控えると貧血になったり、

タンパク質不足になって成長に悪い影響がでることも考えられますので、

体調を見ながら取り入れていってください。

 

 

 

わたしの娘もアトピーなので、

実際に一週間、魚を食べさせてみました。

その際のYouTube動画をアップしているので、

ぜひご覧ください。

動画はこちらから

 

 

もっと効率的に効果を出したい場合は、

魚油のサプリメントを摂るのもおすすめです。

アトピーのお子様をもつ方の参考になれば幸いです。

 

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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