マヨネーズは毎日食べても大丈夫?
マヨネーズが好きな方は多いのではないでしょうか。
一方で、マヨネーズはカロリーが高いなど、不健康なイメージはありませんか?
マヨネーズを食べることは体に良いのか悪いのか、
知りたい方も多いと思います。
そこで今回はマヨネーズは毎日食べても大丈夫なのか?
そして栄養療法をお伝えする立場から
おすすめの市販のマヨネーズと、手作りマヨネーズのつくり方
についてご紹介します。
マヨネーズの主成分
マヨネーズには何が入っているのかご存じですか?
体に対する影響を考える際に大事なのは、原材料を知ることです。
マヨネーズは卵・油・お酢・塩でできています。
この材料自体は、皆さんも食事を作るときによく使われると思います。
なので、マヨネーズは卵・油・お酢・塩で作る限りは
特に問題のない食品と言えます。
マヨネーズの栄養価を食品成分表で調べてみると、
100gあたりカロリー700kcal、
タンパク質1.4g炭水化物3.6g脂質76g
になります。
つまり全体の7-8割が油で出来ているわけです。
その為、とてもカロリーが高いのです。
マヨネーズを毎日食べる場合の問題点は
油の量を取り過ぎてしまうということにあります。
つまり、太りやすくなってしまうのです。
一般的なマヨネーズの問題点
皆さんがよく使っていると思われる
市販のマヨネーズのパッケージを見てみます。
原材料は
「食用植物油脂(国内製造)、卵黄、醸造酢、食塩、香辛料/調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物、(一部に卵・大豆・りんごを含む)」
と書いてあります。
スラッシュ「/」は表記の決まりがあり、
スラッシュの後ろには添加物を表示することになっています。
調味料(アミノ酸)と書いてある場合は、
具体的にどんな添加物が入っているかはわかりませんが
化学調味料が入っている場合もありますので注意が必要です。
つまり一般的に市販されているマヨネーズの原材料には、
基本となる卵・油・お酢・塩の他に食品添加物が入っているということです。
食品添加物の毒性はものによって異なっているので
全部が危険というわけではありませんが、
自然な食品ではないのでなるべくなら摂らない方が良いです。
市販のマヨネーズの中には食品添加物を使っていない商品もありますので、
マヨネーズが好きでよく食べるという方は
添加物を使っていない商品を選んだ方が良いでしょう。
おすすめの市販マヨネーズ
食品添加物を使っていない市販のマヨネーズでおすすめしたいのは
「松田のマヨネーズ」と「創健社の有精卵マヨネーズ」です。
購入したい方はスーパーではなかなか見かけませんが、
アマゾンや楽天で簡単に手に入りますので、検索してみてください。
◎松田のマヨネーズ
http://www.nanakusanosato.com/new/cgi/kodawari/
◎創健社の有精卵マヨネーズ
http://www.sokensha.co.jp/products/product_detail/110566
この商品の素晴らしい点は材料にこだわっている点です。
油と卵と塩とお酢に、少量の甘みを加えたり香辛料を使っておいしく作られています。
ちなみに我が家で常備しているマヨネーズは松田のマヨネーズ辛口です。
毎日食べるのはどうなのか?
では、松田のマヨネーズを買って使ったとして、毎日食べてよいのでしょうか?
毎日食べる場合は量にもよりますが、
食べ過ぎはやはり油の摂りすぎにつながるのでやめておいた方が良いです。
松田のマヨネーズの材料は本当にこだわられていて卵・油・お酢・塩どれも最高の材料です。
しかしたくさん食べると油を摂りすぎて太ってしまう可能性は十分あります。
松田のマヨネーズに使われているなたね油は米澤製油さんのもので、
なたね油の製法もこだわっていて化学物質を含まず、
体の炎症を起こしにくい油であることは間違いありません。
食べる量の問題であって、
調味料として時々使うような使い方であれば問題なくいただけます。
米澤製油さんのなたね油についてに気になる方は、こちらからご覧ください。
https://yonezawaoil.com/rapeseed
カロリーハーフのマヨネーズはもっと避けたい
ダイエット中の方や、美容に敏感な方にとっては
太ってしまうということはやはり避けたいですよね。
そこで、カロリーハーフのマヨネーズについて
お伝えします。
カロリーハーフのマヨネーズはどうやってカロリーを抑えているのか、
みなさんはご存じですか?
実は、カロリーハーフのマヨネーズは日本農林規格(JAS)により
マヨネーズという名前を名乗れないことになっています。
その為、カロリーハーフのマヨネーズのパッケージには
「サラダクリーミードレッシング」と書いてあります。
マヨネーズ風の調味料という分類です。
マヨネーズを名乗れないことにより、
使える食品添加物が多くなっていることがカロリーハーフのマヨネーズの問題点です。
カロリーを抑えるために油の使用量を減らして糖質を多く含んでいるのですが、
実はマヨネーズのような粘り気や味を出すために人工的な添加物を使っています。
また、使っている油の種類も炎症を起こしやすい油が多いので
カロリーハーフのマヨネーズは避けた方が無難です。
太らない手作りマヨネーズを作ります
自分でマヨネーズをつくれば添加物はゼロ、材料にこだわって作れますので、
健康で安全にマヨネーズを食べることができます。
簡単にできる「太らないマヨネーズ」のつくり方をご紹介します。
【材料(すべて常温)】
・卵(黄身)1個
・油 80cc
・白ワインビネガー 大さじ1/2
・塩(ぬちまーす) 2~4g 濃いめが好きなら4g
【ポイント】
1 マヨネーズを作る上で大事なポイント「材料」は常温に戻しておくこと。
材料が冷えた状態で作ってしまうとマヨネーズが固まらずに分離する原因になる。
2油を少しづつ入れること
【卵】
・卵は全卵を使ってもいいですが黄身だけ使う方がマヨネーズの色がちゃんとつきやすいです。
・黄身の中に入っているレシチンという成分によってマヨネーズを乳化させるので黄身は必ず入れてください。
【油】
・MCTオイルがオススメです。
・ MCTオイルは油は油でも太らない油で1番メインの大事な食材。油をMCTオイルで使ることで太らないマヨネーズになります。
・MCTオイルは中鎖脂肪酸100%でできているのですぐエネルギーに変わるので脂肪にならない。
・ココナッツ由来のものとパーム油のものがある中で、ココナッツ由来のMCTオイルを使った方が健康的です。
【酢】
わたしは白ワインビネガーを使用することが多いです。
【塩】
・天然塩がおすすめ
【作り方】
①卵黄とお酢と塩をお泡立て器でしっかり混ぜる
量が少なくてこれでできるの?
と思うかもしれませんが、大丈夫です。
②油を少しずつ加えて混ぜる(約8分)
一度に加えると分離して固まらないので、ちょっとずつ加えていきます。
まとめ
どんなに素材にこだわった良いマヨネーズでも毎日食べると油の摂り過ぎで太ってしまいます。
また、カロリーを気にしてカロリーハーフのマヨネーズを選ぶのは、
食品添加物の観点から避けるようにして頂きたいです。
今回の記事を参考に、上手くマヨネーズを取り入れてみてください。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗