アレルギー疾患に対してプロバイオティクスを投与する試みが行われています
プロバイオティクス(善玉菌)
Wikipediaによればプロバイオティクス(Probiotics)とは、
人体に良い影響を与える微生物(善玉菌)、
または、それらを含む製品、食品のこと。と書いてあります。
そう、プロバイオティクスは善玉菌のことです。
悪玉菌による腸内環境悪化
善玉菌に対して悪玉菌もあります。
悪玉菌は腐敗臭を発するような物質をつくる微生物です。
つまり便のにおいがきつい人は悪玉菌が多いということになります。
人の腸管には善玉菌・悪玉菌・日和見菌という
3つのグループに分けられる微生物が存在し、
常に縄張り争いをしています。日和見菌は普段悪さをしない微生物ですが、
悪玉菌が多い腸管内では悪玉菌に加勢して悪さをするようになります。
それが腸内環境悪化につながります。
アレルギー反応を抑える
善玉菌といわれるラクトバシラス属やビフィドバクテリウム属のプロバイオティクスを投与することで、
腸内での抗原提示を調節したり、炎症性のメディエーター分泌を減らしたり、
免疫系のシステムを調節することが期待されています。
つまりアレルギー反応が抑えられるということです。
要は、便のにおいがきつく、
アレルギー疾患(花粉症・アレルギー性鼻炎・アトピー・蕁麻疹)を
持っている人にはプロバイオティクスがお勧めというわけです。
腸内環境を知る
ちなみに腸内の細菌叢を調べる便検査というものがあります。
自分の腸内環境を知ることができて面白いです。
お腹の調子は悪くないですと言い切る方でも、
検査してみるとすごく悪かったりします。