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ヒアルロン酸注入のデメリットや副作用|安心安全の施術をおこなうためには?

[2023.09.02]

ヒアルロン酸注入は基本的に安全な施術です。

しかし、デメリットがまったくないわけではありません。

今回は、ヒアルロン酸のデメリットについて解説していくので、ヒアルロン酸の疑問や不安を解決するための参考にしてください。

 

ヒアルロン酸の主な副作用

ヒアルロン酸注入では、注入した部位に対して、主に以下の副作用が生じます。

  • 内出血
  • 腫れ・むくみ
  • 違和感・痛み
  • チンダル現象

ただし、これらの副作用はすべての人に生じるわけではなく、副作用が出るかどうかは個人差があります。

また、副作用が出ても、通常は数日~一週間程度でおさまるので、必要以上の心配は不要です。

もし副作用が長期間続く場合は施術したクリニックで相談してください。

 

ヒアルロン酸のデメリット

ヒアルロン酸の副作用とは別のデメリットについて解説します。

デメリットについては医師の技術や製剤によっても異なるので、一度医師に相談しておくと良いでしょう。

そのため、以下で解説するデメリットは、起こりえる可能性がある程度に考えてください。

 

肌の立体感まで補えない

ヒアルロン酸注入を、ほうれい線ををなくすために行う人も多いでしょう。

実際にヒアルロン酸注入を行えば、ほうれい線は改善されます。

しかし、ほうれい線以外場所もヒアルロン酸注入を行わないと、ほうれい線だけが消えて頬がたるんだままの状態になってしまうのです。

つまり、完全に若い頃の顔立ちには戻れません。

そのため全体的に治療を行うことをおススメします。

 

効果が短期的で小まめに注入する必要がある

ヒアルロン酸注入は小まめに行う必要があります。

製剤によっても異なりますが、一般的な製剤での持続期間は1か月~半年程度です。

当院ではなるべく長持ちする製剤を使用しているので1-2年ほど持続しますが、永久的なものはありません。

そのため、繰り返し注入しなければいけないのです。

 

肌質改善効果は低い

ヒアルロン酸注入は、あくまでほうれい線を消すなど、たるみの改善を期待できる施術です。

皮膚のテンションが高まることで肌の張りが良くなったように感じますが、根本の肌質が改善されるわけではありません。

昨今では肌質改善効果に期待できる製剤もでてきましたが、肌質改善がメインの施術ではないと覚えておきましょう。

 

反対にほうれい線が目立ってしまう可能性がある

ヒアルロン酸は、医師の技術によって仕上がりが左右されます。

製剤の種類や量、注射位置や針の深さなどを適切に決めなければ、ほうれい線がかえって目立ってしまう可能性があります。

 

医師の技術に左右される可能性がある

先述したように、ヒアルロン酸注入は医師の技術が重要です。

患者さんの改善したい部位に適した製剤の量、注射位置、針の深さなどを理解していないと、満足できる仕上がりにならないかもしれません。

そのため、ヒアルロン酸注入の経験豊富な医師を選ぶようにしてください。

 

しこりになる可能性がある

ヒアルロン酸の注入で肌にしこりができる可能性があります。

主な原因は、以下の4つです。

  • 毎回同じ箇所へ注入している
  • 一度の注入量が多い
  • 中で製剤が固まってしまっている
  • ヒアルロン酸の種類による現象

ただし、時間が経てば解消されますので、大きな心配はいらないでしょう。

 

打ち続けると不自然な仕上がりになる

ヒアルロン酸を長期的に打ち続けてしまうと、仕上がりが不自然になる可能性があります。

特に完璧を追求し続けて入れすぎてしまった場合などです。

この点については、カウンセリング力が問われます。

 

ヒアルロン酸注入のデメリットへの対策

ヒアルロン酸注入のデメリットを解消するには、以下の3つを意識しましょう。

  • 適切な医師選び
  • セルフ注入しない
  • 客観的な意見を聞く

それぞれを重視してヒアルロン酸注入の施術を行えば、デメリットに繋がる可能性を軽減できます。

それぞれの対策について、以下で解説します。

 

適切な医師選び

何度も伝えているように、ヒアルロン酸注入には医師の知識・経験が必要不可欠です。

実際にヒアルロン酸を注入する際の技術力はもちろんですが、患者さんの肌トラブルに合わせた施術をおこなうためのカウンセリング力も必要になります。

また、患者さんの疑問や不安を解決するための知識も求められるでしょう。

そのため、ヒアルロン酸注入を行う際は、必ず実績・経験・知識のある医師を選んでください。

 

セルフ注入しない

昨今では、ヒアルロン酸を個人輸入して自分でおこなってしまう「セルフヒアルロン酸注入」をしてしまう人がいます。

確かにクリニックで施術を行うよりも費用は安いですが、セルフ注入はおすすめしません。

今回解説したように、ヒアルロン酸注入にはデメリットがあります。また、危険な部位に注入してしまう可能性もあります。

知識や技術のない人がセルフで行ってしまうとデメリットが起きるリスクが高くなるので、必ずクリニックで施術しましょう。

 

客観的な意見を聞く

ヒアルロン酸注入を継続して行う場合は、自分以外の客観的な人の意見を聞くようにしてください。

何度もヒアルロン酸注入を行っていると、変化に見慣れてしまって加減がわからなくなってしまうからです。

客観的に見たときの変化を聞いて、過剰に注入しないようにしましょう。

 

まとめ

ヒアルロン酸注入のデメリットを対策するには、医師とのコミュニケーションをとるようにしましょう。

医師のカウンセリングや質問などをした上で、施術をするか決めてください。

当院では技術的な部分は原則に従って行いますが、何よりも患者様のお悩みに寄り添うことも大事にしています。

もし少しでも不安や疑問がある際は、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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