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顔に赤みが出る原因や仕組み|赤みの改善方法も解説

[2022.07.08]

突然出る顔の赤みについて悩んでいませんか?

メイクで隠れる場合もありますが、メイクだけでは隠せないほどの赤みになる人もいるでしょう。

また、赤みが出るだけではなく、かゆみや痛みを感じる人もいるかもしれません。

今回は、顔の赤みが出る原因や対策について解説します。

顔の赤みで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

 

顔の赤みが出る仕組み

顔の赤みが出る主な仕組みは、毛細血管の拡張です。

毛細血管が拡張し、表皮に透けて見えるために、赤くなったと感じます。

赤みが出るまでの主な流れは、以下のとおりです。

  1. バリア機能が低下し、細菌やウイルスが肌に影響を与える
  2. 細菌やウイルスから肌を防御するために炎症を起こす
  3. 炎症を抑えようとして血流が免疫細胞を患部に送り込む
  4. 毛細血管が拡張する

とくに敏感肌やニキビ肌など、肌トラブルの多い人は、毛細血管が常に拡張してしまい、赤みが出やすい傾向があります。

 

顔の赤みが出る原因

顔の赤みが出る原因は、主に7つあります。

  • ニキビや肌荒れ
  • 日焼け
  • 加齢
  • 皮膚炎
  • 赤ら顔
  • 敏感肌
  • 大気汚染や花粉

人によって赤みが出る原因は異なります。

それぞれの特徴について解説するので、顔の赤みが気になる人は、どの症状に当てはまるか確認してみてください。

 

ニキビや肌荒れ

ニキビや肌荒れは、バリア機能の低下と関係しています。

主な流れは、以下のとおりです。

  1. バリア機能が低下し、肌荒れを起こす
  2. 余計な皮脂を分泌し、毛穴に詰まって炎症を起こす
  3. ターンオーバーの周期が崩れる

上記を繰り返すことで、赤みが定着してしまいます。

 

日焼け

日焼けは、やけどをしている状態なので、炎症により顔が赤くなります。

また、紫外線のダメージは乾燥肌にも繋がるので、注意しなければいけません。

ニキビの原因になる可能性もあるので、日焼け対策はしっかり行っておきましょう。

 

加齢

外部刺激ではなく、加齢や生まれつきによる顔の赤みもあります。

先天的に皮膚が薄く白い人は、毛細血管がすけやすいために、赤みが目立ってしまうのです。

また、加齢により皮下脂肪が薄くなると、赤みが気になるようになります。

 

皮膚炎

皮膚炎などの炎症も、赤みの原因です。

皮膚炎と一重に言っても、いくつかの種類があります。

  • アトピー性皮膚炎……湿疹やかゆみを伴う皮膚炎
  • 脂漏性皮膚炎……皮脂の分泌が多い部分に赤い湿疹が出る皮膚炎
  • アレルギー性接触皮膚炎(かぶれ)……アレルギー物資などに触れることで発症する湿疹性の炎症

皮膚炎に関しては、皮膚科に相談しましょう。

 

赤ら顔(酒さ)

顔の赤みの原因として「赤ら顔(酒さ)」というものもありますが、赤ら顔については原因がわかっていません。

主な症状は、鼻や額、頬などに赤みができ、数時間~数日間持続します。

場合によっては、湿疹のようにかゆみなどを感じるケースも。

ニキビや他の皮膚炎と合併して起こることもあるため、赤ら顔と気づかない場合もあります。

 

敏感肌

敏感肌の人は、水分低下によって赤みが出る場合があります。

肌の水分が減って、乾燥しはじめると、透明感が失われ、赤くなってしまうのです。

また、乾燥が進行するとターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下します。

少しの刺激にも敏感になり、炎症が起きやすくなるのです。

 

大気汚染や花粉

季節の変わり目の赤みは、花粉などが関係している可能性があります。

鼻詰まりや目のかゆみなどがなくても、肌に花粉がついてアレルギー反応が出る場合があるのです。

また、排気ガスなどの大気汚染が原因で炎症を起こす場合もあります。

 

顔の赤みの改善方法

顔の赤みの改善方法は、主に3つです。

  • スキンケア
  • 生活習慣の改善
  • 原因物質を取り除く

赤みが気になる場合は、まず上記の3つを試してみてください。

上記を試しても赤みが治まらない場合は、皮膚科まで相談しましょう。

 

スキンケア

バリア機能の低下による赤みの多くは、正しいスキンケアで改善される可能性があります。

基本的なスキンケアですが、以下を重視してみましょう。

  • 化粧品選び……保湿成分配合の低刺激の化粧品を使う
  • 洗顔……肌を傷つけないようにやさしく汚れを落とす
  • 保湿……肌が乾燥しないように化粧水で潤いを保つ
  • 紫外線対策……日焼け止めや日傘などで紫外線対策

とにかくバリア機能を低下させないように、普段から心がけてください。

また、以下の記事も参考になります。

 

生活習慣の改善

肌のバリア機能を高めるためには、生活習慣も関係してきます。

主に以下3つの習慣を心がけましょう。

  • タンパク質・ビタミン・ミネラルを摂取できるバランスの良い食生活
  • 良質な睡眠
  • 適度な運動

日々の生活を見直すと、他の肌トラブルの改善にも期待できます。

 

原因物質を取り除く

外的要因で赤みが出る場合は、原因物質を取り除くような対策を行いましょう。

たとえば、以下のような対策が効果的です。

  • 部屋をこまめに掃除……ダニやカビを取り除く
  • 湿度をコントロール……肌の乾燥を防ぐ
  • 髪の毛が顔に触れないようにする……髪の毛による刺激を防ぐ

花粉などが原因の場合は、空気清浄機を置いておくと良いでしょう。

 

当院での赤み治療

当院では、主に2つの方法を行っています。

まず「ソラリ」を赤色に効く波長にして照射します。

表面的な赤みであれば、2~3回で改善される可能性があります。

もしソラリで改善しない場合は、肌の深い部分の問題になるため「モザイク」で照射。

モザイクであれば、3~6回の照射で、大きな改善効果が見込めます。

それぞれの機器の特徴や効果については、以下で解説しています。

 

ソラリ(フォトフェイシャル治療)の特徴と効果

モザイク(フラクショナルレーザー)の特徴と効果

 

まとめ

顔の赤みが出る原因は、人それぞれです。

そのため、自身での対処法は、スキンケアや生活習慣の改善などに留まります。

症状によって悪化する可能性もあるので、自身で判断して市販の薬を使うのはおすすめしません。

赤みでお悩みであれば、一度皮膚科まで相談してください。

 

名古屋市昭和区のニキビ治療なら当院で

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

 

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