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歯科のホームページに必要なコンテンツ

医療機関のホームページを作るうえで、ページ数を多くすることは必須であるということはこちらのブログでご紹介しましたが、診療科別にひも解いていきたいと思います。

歯科のコンテンツを取り上げます。

基本的な考え方

歯科の場合は、ホームページに対する役割が明確です。

自院のウェブカタログをつくるということを心掛けます。カタログですから、あらゆる治療メニューについて細かく記載していくことです。価格や治療期間などももちろん明記します。

競争が激しい業界だけに、他院と比較されることも多くあります。近隣歯科にない特徴を強く打ち出せるというクリニックは別ですが、多くのクリニックは、なかなかできません。ですから、先ずは、カタログ作りに精をだしてホームページを作るということになります。

歯科のコンテンツ

  • こんな歯や口の中の症状はありませんか?
  • 虫歯の治療
  • 根管治療について
  • 親知らずの抜歯
  • 歯周病(歯槽膿漏)の治療・予防
  • 入れ歯(総義歯・部分義歯)
  • インプラントについて
  • ホワイトニング
  • お子様の歯の治療について
  • 歯の矯正について
  • 受け口の治療・矯正(下顎前突、反対咬合)
  • フッ素塗布について

上記が基本的な歯科のコンテンツになります。歯科は、価格が患者さんの最大の関心事項の一つになりますから、保険でできるものは、あえて保険治療と記載しても良いでしょう。自費についてはもちろん価格を明示してください。

上記のコンテンツで先生の(かつての)ご専門があった場合はページにそれを記載しても良いでしょう。補綴出身の先生は、入れ歯のコンテンツに、ご自身が大学で補綴を学ばれたということを記載するのも良いと思います。入れ歯のコンテンツにと申し上げたのは、トップページやご自身のプロフィールに記載をしてしまうと、入れ歯だけの先生と勘違いされる可能性があるからです。ですから、入れ歯のコンテンツを見られた方だけに「こそっと」教えるという感じで良いでしょう。

長年治療をされている先生はbefore afterの写真は必須です。見ている方がよくなるイメージが必要です。ただし、素人の方が見ると少しまずいような画像になってしまう場合は、イラストでおぎなってあげる工夫も必要です。

専門コンテンツ

矯正やインプラント等の専門歯科については、その掘り下げコンテンツと先生の「熱い思い」のコンテンツが必要です。

「熱い思い」については、専門でなくても、記載するのがベターですが、なぜ、その専門を志して、どんなポリシーで治療されているのかを、熱く、長く記載してください。長くと申し上げたのは、ホームページは読みたい人が続きを読むタイプのメディアですから、長く語っていただいて構いません。患者さんは一生懸命読んで来院してくれるでしょう。

コンテンツの掘り下げについては、難治療例をコンテンツに入れることが必要です。患者さんは先生の腕に期待をしています。せっかく持っている腕ですから、患者さんにしっかりとアピールされることで、お互いの安心感につながります。

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、日本経営グループのメディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。これまで約2000件のウェブサイトをプロデュース。 開業時のマーケティングを多く経験していることから、開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で月間3,000 名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100 キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求する手法で、確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに精通したメディカルWebプロデューサーとして、著書「クリニック広報戦略の教科書」「医院ホームページの教科書」があるほか、YouTube「ウェブリィチャンネル」を主催。全国で講演活動などもおこなっている。
医院ホームページ作成の教科書
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