医療素材や医療イラストはMRさんに貰おう

ウェブや院内で利用するための、イラストや素材が欲しいということで、お問い合わせを頂きます。

最近は、内視鏡やエコー等、画像を比較的簡単にデータで残しておけるようになっているので、それをホームページ等に利用されている方も多いです。

しかし、皮膚疾患や外科的処置など、生々しい写真をそのまま貼ってしまうのは、痛々しさを前面に出してしまうので、もう少しデフォルメされたイラストが欲しいところです。

ドクターの中には、イラストをご自身で描けてしまう方(外科のドクターに多いイメージです)もいらっしゃいますが、多くの先生が、シェーマは書けても、一般の方が分かる絵を描くというのは日常ではないと思います。

MRさん、医療機器メーカーさんに聞いてみよう

ホームページ等で利用するイラストや画像にお困りの場合は、その疾患に関連のある薬を出しているMRさんに聞いてみるのが良いかもしれません。

多くの製薬メーカーさんは、広報として利用できる素材を持っている場合が多いです。

例えば、吸入が必要な薬剤の場合の吸入法等、こちらで準備するのはなかなか難しいものですが、製薬メーカーさんが作成されたデータを使うことが出来れば、手間無く、コンテンツが作成できます。

また、製薬メーカー様だけでなく、医療機器のメーカー様も持っている場合があります。

機器そのものも、そうですが、レーザーや皮膚疾患で利用される機器などは、症状の改善事例などのサンプルデータ等があります。当然、機器メーカー様も、自社の機器で治療されて症状が改善される方が多くなるのは喜ばしいことですので、喜んで提供していただけると思います。

とはいえ、写真はあっても、イラストがあまりないというケースが多くあります。

弊社でも、医療の広報で使えるウェブ素材がフリーでダウンロードできるサイトを作成中です。

完成しましたら、こちらで、ご報告したいと思います。

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、日本経営グループのメディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。これまで約2000件のウェブサイトをプロデュース。 開業時のマーケティングを多く経験していることから、開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で月間3,000 名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100 キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求する手法で、確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに精通したメディカルWebプロデューサーとして、著書「クリニック広報戦略の教科書」「医院ホームページの教科書」があるほか、YouTube「ウェブリィチャンネル」を主催。全国で講演活動などもおこなっている。
医院ホームページ作成の教科書
医院ホームページ作成の教科書

人気記事ランキング

アーカイブ