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医院・クリニックのための電子納税のススメ

みなさんは、納税をどのようにされているでしょうか?

納付書を金融機関に持っていって直接納付しているところも多いと思いますが、三井住友銀行では、法人営業部がなくなる支店が多くなっており、

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59290940Z10C20A5EE9000/

このような動きは他のメガバンクなどでも同様のことが考えられ、いつもの店舗でなく、離れた店舗で対応しなくてはいけないということが起こってきてしまいます。

よって、この機会に納税を電子納税に変更されることをおすすめします。

電子納税とは

電子納税とは、e-Taxのホームページによると下記の定義になっています。

電子納税は、国税の納付手続を自宅やオフィスからインターネットを経由して電子的に行う手続です。これにより、税務署や金融機関に赴いて納付する必要がありません。

電子証明書の添付やICカードリーダライタは不要です。

e-Taxの利用可能時間内かつダイレクト納付又はインターネットバンキングが利用可能な時間であれば、税務署が閉庁となってからも納税を行うことが可能です。

※ 領収証書は発行されません。

e-Taxホームページより(https://www.e-tax.nta.go.jp/nozei.html

また、e-Taxによると、子納税には2つの種類があるようです。電子納税は定義されていませんクレジットカードによる納付もできますので、本blogで下記3つを広義「電子納税」という形でご説明します

電子納税の種類(広義)

  1. ダイレクト納付

  2. インターネットバンキング

  3. クレジットカード納付

それでは、それぞれの納付方法について解説していきます。

ダイレクト納付(国税・地方税対応)

指定した日付で口座振替(自動引落)による納税ができます。

所轄税務署に「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」、振替を希望する金融機関窓口に「地方税ダイレクト納付口座振替依頼書」を提出することで利用可能。

国税については、e-Tax。地方税については、eLTAX。から申請できます。

メリット
ネットバンキングを利用していない場合もできる
納付日を指定できる※
手数料は原則無料
デメリット
納付の一ヶ月以上前に申請が必要


(※例えば、20日に操作して、月末に引き落としという設定ができます)

インターネットバンキング(国税・地方税対応)

ペイジー(Pay-easy)の仕組みを使って、金融機関のネットバンキングから直接振り込み式で納税します。金融機関のネットバンキングが、ペイジーに対応している必要があります。
メリット
手数料がかからない
すぐに納付可能
デメリット
ネットバンキングの口座が必要

クレジットカード納付(国税・一部の地方税)

国税と、一部の地方税で対応しています。国税については下記のサイトから手続きが可能で、利用が簡単です。

国税クレジットカードお支払いサイト

カードでの支払いの際にポイントが付く(カード会社の規定による)こともありますので、メリットも大きいでしょう。ただし、0.8から0.9%前後の手数料の支払いが必要になりますのでご注意ください。手数料は経費になりますのでご安心ください。


メリット
すぐに納付可能
カードのポイントがつく
デメリット
手数料がかかる

比較表

上記の3つの電子納税方法について比較表にしましたので、ご参考ください。



国税
地方税
ダイレクト納付
(口座からの引き落とし)

e-Taxを利用
※手数料なし
eLTAXを利用
※手数料なし
インターネットバンキング
振り込み方式
銀行のネットバンキングからPay-easyを利用して支払い
※手数料なし
銀行のネットバンキングからPay-easyを利用して支払い
※手数料なし
クレジットカード

https://kokuzei.noufu.jp/
※0.8%~0.9%前後の手数料(経費になる)
※カードのポイントがつく
一部の地方税のみが対応

いかがでしたでしょうか?

時間に縛られないのが最大のメリット

窓口の納付ですと、平日の15時までに行かなくてはならないという時間の制約も出てきますので、時間に縛られずに納付ができるというのが最大のメリットではないでしょうか?

働き方改革の波が医療機関にも来ている中、インターネットやICTを使って業務の効率化を図っていく必要が出てきています。従業員さんの住民税特別徴収の納付など毎月納付のタイミングがある医療機関もありますので、ぜひインターネットを活用して効率化をはかってください。

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、日本経営グループのメディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。これまで約2000件のウェブサイトをプロデュース。 開業時のマーケティングを多く経験していることから、開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で月間3,000 名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100 キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求する手法で、確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに精通したメディカルWebプロデューサーとして、著書「クリニック広報戦略の教科書」「医院ホームページの教科書」があるほか、YouTube「ウェブリィチャンネル」を主催。全国で講演活動などもおこなっている。
医院ホームページ作成の教科書
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