筋トレ中に足がつった
9月18日は臨時休診とさせていただき、ありがとうございました。
今回の休みは夏休みの代わりで、子供にとっては初めてのディズニーランドへ行きました。上の子も下の子もしっかり楽しんでいました。
帰ってきてから翌日ジムへ行きました。週2回の筋トレが当面の目標なので、ゆっくりはしていられません。
いつものようにプログラムをこなしていると、途中で足がつります。右も左も足の裏がつって、ストレッチをしながらなんとか終了できました。
いつもは足がつらないのでなんでつったのだろうかということで、今回は足がつる時のことを検証したいと思います。
足がつるメカニズム
足がつるのは、有痛性筋痙攣と言います。要は痛みをもって筋肉が勝手に収縮する状態のこと。なんでこんなことが起こるのでしょうか。
筋肉の収縮のしくみを簡単にまとめます。
脊髄にある運動ニューロンが筋肉に収縮するように命令を出します。その時神経筋接合部にアセチルコリンが放出されます。
その刺激を受けて筋肉細胞内にある筋小胞体からカルシウムイオンが放出され、それがトロポニンというところにくっつくと筋原線維が重なり合って筋肉全体が収縮します。
ということでカルシウムが筋肉の収縮には大きく関与していますが、マグネシウム・ナトリウム・カリウムなどのミネラルもまた、神経と筋肉の調整に深くかかわっています。
カルシウムが過剰に細胞内に流入したり、マグネシウム・ナトリウム・カリウムなどのミネラルが不足すると足がつりやすくなることが理解できるかと思います。
足がつる原因はミネラルの乱れのほか筋肉疲労・水分不足・冷え・血流が悪いこと・アルコールの飲みすぎなどが挙げられます。
ディズニーランドから帰った翌朝にジムに行った私は、たくさん歩いて足の筋肉疲労もあり、朝から十分な水分を飲んでいなかったこともあり、アルコールも3日間飲みすぎていたこともあり、外食が続いてミネラル不足もあったので足がつる条件はばっちり揃っていたことがわかりました。
ミネラル不足になりやすい食事
買ってきたお惣菜やお弁当はミネラルがかなり少ないです。加工食品は野菜などを下茹でする過程でミネラルが抜けてしまったり、添加物が入ることでミネラルを阻害するものが多いからです。
外食が多いかたも要注意。外食産業では加工した材料を使って料理をすることが多いのでミネラルはやはり喪失していることが多いのです。
腸が悪くてもミネラル不足になる
ミネラルの吸収は小腸・大腸(一部のミネラルは胃でも)で行われるため、腸内環境が悪いと食事から摂ったミネラルは吸収が悪くなります。
こちらは毛髪ミネラル検査の結果です。
このように必須ミネラルの項目のほとんどが欠乏になっている人は腸内環境が悪くてミネラルの吸収が悪い典型例です。(これは私ですが、、)
病気が原因で足がつる場合もある
よく足がつる人は病気が隠れていることがあります。
糖尿病や腎臓病・肝臓病などの代謝疾患、脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症など内科や整形外科の病気のこともありますので、あまり頻回に足がつるかたは受診したほうが良いでしょう。
足がつるのを予防するためには
では足がつらないようにするにはどうしたら良いでしょうか。
ミネラルをしっかり摂る、水分をしっかりとる、筋肉を適度に動かして血流を良くする、アルコールの飲みすぎは控える、筋肉疲労が激しい時には筋トレを休むなどです。
私は普段はミネラル補給のための液体のサプリメントを摂っています。今回の旅行中はそれを持っていくのを忘れたこともミネラル不足に拍車をかけたと思います。
副腎疲労の方、湿疹が出やすい方はミネラル不足になっていることが多いです。
何かの参考になれば幸いです。