脱毛前後の注意点|肌トラブルの原因を回避するためのポイント
今回は、脱毛前後の注意点について解説します。
脱毛をする前、脱毛処理を行った後、どちらも注意するべきことがあります。
場合によっては、肌のトラブルになる可能性もあるので、ぜひ参考にして注意事項を守ってください。
脱毛前に注意すること
脱毛前は、6つのことに注意してください。
- 当日の自己処理
- 制汗剤の使用
- 日焼け
- 体温の上昇
- 薬の使用
- 予防接種
なぜそれぞれを行わない方が良いのか、以下で解説します。
当日の自己処理
脱毛の施術を受ける前には、自己処理を行っておきましょう。
むだ毛が長いまま施術を受けると、脱毛効果を実感できなくなったり、肌トラブルの原因になったりします。
しかし、自己処理は施術の数日前までにしてください。
当日自己処理をしてしまうと、肌がダメージを受けた状態になるため、肌トラブルのリスクが高まります。
自己処理は電気シェーバーをおすすめ
施術前は、肌に負担をかけないことが大事です。
そのため、カミソリや毛抜きなど、肌にダメージを与えやすい処理は行わないようにしてください。
電気シェーバーであれば、肌への負担が少ないです。
制汗剤の使用
施術当日は、制汗剤を使用しないでください。
脱毛前に制汗剤を使用すると、毛穴が塞がり、毛穴の奥までレーザーが届かない可能性があります。
日焼け
日焼けは肌に炎症がある状態と同じなので、ダメージを受けていると考えてください。
そのため、肌の状態によっては施術を受けられない可能性があります。
体温の上昇
体温が上昇している状態で施術を受けると、肌トラブルの原因になります。
そのため、施術前の激しい運動や飲酒は控えてください。
場合によっては施術を受けられない可能性もあります。
薬の使用
薬の種類によりますが、服薬しているとレーザーに過敏に反応し、皮膚炎を起こす可能性があります。
服薬している場合は、どのような薬を飲んでいるか一度医師まで相談してください。
予防接種
予防接種は人によってどのような反応が出るかわからないものです。
体質によっては、予防接種で体調を崩す方もいらっしゃいます。
そのため、脱毛の前後2週間は予防接種を受けないようにしてください。
場合によっては、施術を受けられない可能性があります。
脱毛後に注意すること
脱毛後の生活でも、注意しなければいけない点があります。
- 保湿
- 日焼け対策
- 体温の上昇
- 入浴
それぞれに注意する理由について、以下で解説します。
保湿
脱毛後の肌は、乾燥しやすい状態になっています。
そのため、しっかりと保湿ケアを行いましょう。
ローションやボディクリームでのスキンケアはもちろん、乾燥を招かないように洗浄力の強いボディソープなどは避けてください。
日焼け対策
施術前の日焼け対策も大事ですが、施術後も日焼け対策を行ってください。
施術後の肌はとても敏感になっているため、紫外線によって肌のトラブルになる可能性があります。
体温の上昇
施術前と同様、体温の上昇する動きは控えてください。
血行が良くなると、赤みやかゆみの原因になる可能性があります。
最低でも、施術後24時間はあけましょう。
肌が弱い方の場合は、施術後3日程度あけてください。
入浴
施術当日は、入浴しないでください。
入浴も、体温を上昇させてしまうためです。
湯舟に浸からずに軽くシャワー程度で済ませて、身体を洗う際も強くこすらないようにしてください。
施術を受けられないケースに注意
脱毛は、肌への負担がかかるため、断られるケースもあります。
クリニックによって異なりますが、以下に当てはまる場合、施術を断られる可能性があると理解しておきましょう。
- 生理中
- 妊娠中
- 傷跡のある部分(傷の部分を避けて施術する場合もあり)
- タトゥー
また、敏感肌やアトピーの場合、当日の肌の状況によっては、施術を受けられない可能性があります。
施術日までに肌の状態を整えて万全の状態で起こしください。
クリニックや肌の状態によっても異なるので、施術前に一度医師まで相談してください。
まとめ
脱毛は肌への負担がかかるため、施術前後は注意が必要です。
注意点を守っておかないと、肌のトラブルになる可能性もあるので、必ず守るようにしましょう。
また、肌トラブルで脱毛をためらっている方は、一度医師まで相談してください。
部分的に避けて施術を行ったり時期を見て施術を行ったりできる可能性があります。
ぜひ綺麗な肌を保つために、注意点を守りながら医師と相談して脱毛をすすめてください。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗