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ニキビを冷やすと治る?冷やすことで得られる効果は?

[2022.08.20]

インターネット上では「ニキビは冷やした方が良い」という内容をいくつか見受けます。

しかし、必ずしも冷やした方が良いとは限りません。

ニキビには、冷やして良いものと冷やさない方が良いものがあります。

今回は、正しいニキビの冷やし方について解説します。

 

炎症ニキビは冷やして緩和

結論から言えば、炎症ニキビは、冷やして緩和させることができます。

炎症での痛みや腫れ、かゆみのあるニキビの症状に対して、冷やすのは効果的です。

ただし、あくまで「緩和」になります。

症状が和らぐだけで、根本的な治療にはなりません。

 

ニキビを冷やして効果があるのは急性期

ニキビを冷やして効果を感じられるのは、急性期のニキビだけです。

急性期というのは、まだニキビができて間もない頃。

名前のとおり、慢性的に痛みなどがあるわけではなく、急に痛みや腫れが出る時期です。

ニキビを冷やす場合は、この時期だけにしてください。

 

慢性期ニキビを冷やしてはいけない理由

慢性期に突入したニキビは、冷やさないようにしてください。

慢性期は、急性期の症状が落ち着き、細胞が少しずつ回復してくる時期です。

そして、細胞を回復させるには、血流を良くしなければいけません。

冷やしてしまうと血管が収縮して血行が悪くなるので、逆効果になってしまいます。

 

黒ニキビや黄ニキビには効果なし

ニキビ冷やしは、赤い炎症しているニキビのみに効果があります。

毛穴詰まりが原因になっている、白ニキビや黒ニキビには効果がありません。

冷やしすぎてしまい、毛穴を余計に詰まらせる可能性もあるので、冷やさない方が良いでしょう。

冷やして良いのは「赤ニキビの急性期で何らかの症状があるとき」です。

 

ニキビを冷やせば治る?

ニキビは冷やしても治りはしません。

ニキビを冷やすことで得られるのは、かゆみは痛み、腫れなどの症状の緩和です。

症状が落ち着くことで、多少治りやすくなる可能性はありますが、冷やすだけで治ることはありません。

ニキビを治す目的であれば、冷やした後で薬を使うなどして適切なケアを行ってください。

 

効果的なニキビの冷やし方

ニキビの冷やし方には、いくつかの方法があります。

  • 冷やした化粧水を使ったパック
  • 冷たい水で絞ったタオル
  • 氷で冷やす

冷たいものを患部に当てるだけなので、どの方法が正しいというわけではありません。

しかし、あまりにも冷やしすぎると逆効果になる場合もあるので、自身に合った方法を選びましょう。

以下でそれぞれの方法を解説するので、ぜひおうちでやってみてください。

 

冷やした化粧水を使ったパック

ニキビに有効的な冷やし方として、化粧水とパックを使った方法があります。

ただ冷やすだけではなく、お肌に良い効果をを与えてくれるので、一石二鳥です。

やり方は、まず、化粧水を冷蔵庫で冷やしておきます(ビタミンC誘導体が含まれているものだと◎)。

冷えた化粧水をコットンにたっぷり含ませてローションパックをします。

時間は大体2~3分で構いません。

乾燥する前にはがすようにしてください。

パックもできてニキビの炎症も緩和できるので、おすすめの方法です。

 

冷たい水で絞ったタオルで沈静

とくにかゆみが気になる場合は、冷たい水で絞ったタオルを使いましょう。

かゆみ物質であるヒスタミンなどは、冷たいタオルで冷やすと落ち着きます。

冷たさは自身の好みで良いので、冷水に浸けたタオルでニキビを冷やしてみてください。

また、炎症によるかゆみは、保湿も大事なので、タオルで冷やした後はしっかり保湿も行いましょう。

 

あまりにも痛みがある場合は氷で冷やすのもあり

あまりにもニキビの痛みが気になる場合は、氷で冷やしてみてください。

ビニール袋などに氷を入れて、ニキビにあてて冷やしましょう。

ただし、痛みを感じているニキビは炎症がひどくなっている状態です。

氷で冷やすのは、あくまで応急処置として考えてください。

痛みがおさまったからといって放置していると、ニキビが悪化する可能性があるので、早い段階で皮膚科に行きましょう。

 

ニキビ冷やしはあくまで一時しのぎ

ニキビを冷やすのは、あくまで一時しのぎにしかなりません。

ニキビを冷やして症状が落ち着いたとしても、そのまま放置していれば悪化する可能性があり、ニキビ跡が残る可能性も高くなります。

そもそも、痛みやかゆみが頻発している時点で、ニキビが悪化してきている証拠です。

どうしても病院に行けないときに、一時的に冷やして症状を緩和させるのは良いですが、時間があるのであれば、皮膚科へ行ってしっかり治してもらいましょう。

 

まとめ

ニキビの炎症による症状がひどいときは、冷やして症状を緩和させてあげてください。

ただし、何度も言うように、冷やすことでニキビ自体が治るわけではありません。

あくまで症状の緩和なので、症状がひいたからといって放置しないでください。

ニキビをしっかり治すのであれば、一度皮膚科で診てもらいましょう。

 

名古屋市昭和区のニキビ治療なら当院で

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

 

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