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ニキビができる前兆とは?前兆から悪化していくまでのプロセスも解説

[2022.08.19]

ニキビができるときには、いくつかの前兆があります。

どのような前兆があるのかわかれば、早い段階で適切なケアができるでしょう。

そこで今回は、どのような前兆があるのかについて解説します。

ぜひ今回の記事を参考に、前兆を知って、早い段階でのケアを行いましょう。

 

こんな前兆はニキビのサイン

ニキビの前兆にはいくつかありますが、主なものは以下の3つです。

  • 角層が厚く硬くなっている
  • 女性ホルモンの変動
  • 肌の乾燥・肌荒れ

なぜ前兆としてこのような症状が現れるのか、解説します。

 

角層が厚く硬い

ニキビのできはじめは、肌の表面に大きな変化はありません。

そのため、多くの人はニキビのできはじめに気づかないでしょう。

しかし、ニキビができる前兆として、毛穴周りの角層が厚く硬くなってきます。

厚く硬くなった結果、毛穴に皮脂や古い角質が溜まり、ニキビとなっていくのです。

 

女性ホルモンの変動で心身や肌に何かしらの影響(代謝・ターンオーバーの乱れ)

女性の場合、生理前や妊娠中に、女性ホルモンの変動によってニキビができやすいです。

そのため、生理前や妊娠中は、ニキビの前兆と考えて良いでしょう。

生理前や妊娠中は、女性ホルモンの「プロゲステロン」の分泌が多くなり、プロゲステロンが多くなると、皮脂が過剰分泌されてしまいます。

また、代謝の悪化やターンオーバーの乱れが起きやすくなり、ニキビができやすいのです。

 

肌の乾燥・肌荒れ

肌の乾燥や肌荒れは、ニキビの原因そのものです。

とくに肌の乾燥には注意してください。

肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、ますます角層を厚くしようとしてしまいます。

その結果、毛穴がつまりやすくなり、ニキビができてしまうのです。

肌の乾燥や肌荒れは、ニキビができるサインなので、気づいた時点で対処しましょう。

 

黒いポツポツはすでにニキビ

ニキビの初期段階として「黒ニキビ」があります。

ニキビは、毛穴の詰まりが進みできてきますが、初期段階として黒くポツポツした「コメド(毛穴が詰まった状態)」が現れます。

この状態は、前兆ではなく、すでにニキビです。

前兆とは異なり、放置してしまうとどんどん悪化してしまうので、すぐに対処してください。

 

ニキビが悪化していくプロセス

ニキビの前兆から炎症まで、どのように悪化していくのか流れを解説します。

ニキビは大きく分けると、5段階で悪化していきます。

  1. 微小面皰
  2. 面皰
  3. 炎症
  4. 膿が見える状態
  5. しこりニキビ

それぞれの状態について解説していくので、自身のニキビが現在どのような状態か照らし合わせてみてください。

 

1.微小面皰(ニキビの前兆)

微小面皰は、ニキビができる1歩手前の状態です。

微小面皰とは、毛穴が狭くなり、つまりが起きている状態。

ニキビができやすい状態ではあるものの表面的には確認できないレベルです。

 

2.面皰(黒ニキビ・白ニキビ)

面皰とは、白ニキビや黒ニキビになっている状態です。

初期段階のニキビなので、炎症などは起きていません。

しかし、皮脂が溜まってきており、アクネ菌も増殖しています。

毛穴が閉じている状態が「閉鎖面皰(白ニキビ)」毛穴が開いている状態が「開放面皰(黒ニキビ)」です。

 

3.炎症(赤ニキビ)

白ニキビの中でアクネ菌が増殖すると、炎症して赤ニキビになります。

一般的に「ニキビ」と呼ばれるのは、この状態です。

炎症を起こしているため、痛みやかゆみもあります。

炎症を起こしている状態では、早い段階での処置を行った方が良いです。

 

4.膿が見える状態(黄ニキビ)

赤ニキビから悪化すると、黄ニキビになります。

黄ニキビは、患部が化膿して膿が見える状態です。

黄ニキビまでになっている場合は、すぐに皮膚科へ相談してください。

放置すると、ニキビ跡となってしまう可能性があります。

 

5.しこりニキビ

黄ニキビからさらに悪化すると、しこりニキビになります。

これは、毛穴の周りに炎症が広がり、膿や血が溜まって大きく膨れ上がっている状態です。

しこりニキビまでになると、炎症がおさまっても跡が残りやすくなります。

さらに炎症が深くなると、クレーター型のニキビ跡になる可能性が高くなるので、すぐに皮膚科を受診してください。

 

ニキビの前兆を感じたらやるべき対策

ニキビの前兆を感じた際には、まず自己管理を見直してみてください。

前兆の時点では、焦って皮膚科に行く必要はありません。

ニキビに効果的な対策を3つ紹介するので、肌の調子が悪いと思ったら、ぜひやってみましょう。

 

細かなスキンケア

ニキビの前兆を感じたら、まずはスキンケアを見直しましょう。

乾燥や肌荒れは、スキンケアが上手にできていない証拠です。

細かなスキンケアはもちろんですが、スキンケアの方法が肌に合っていない場合もあります。

保湿や洗顔、基礎化粧品などを見直してみましょう。

スキンケアグッズについては、以下の記事でも解説しているので、参考にしてください。

 

生活の見直し

ニキビは、不規則な生活習慣からできてしまうこともあります。

食生活の偏りや、睡眠不足などが主な原因です。

そのため、生活習慣の改善を行ってください。

食生活に関しては、以下の記事で解説しています。

ニキビの改善に大事な栄養素|食生活でニキビ改善

 

ストレス発散

ストレスは、ホルモンバランスを乱す原因になります。

ホルモンバランスが崩れると、ニキビができやすいので、ストレス発散も小まめに行いましょう。

ストレス発散方法については、個々の方法があるので、自身に合ったものを見つけてください。

軽い運動もストレス発散になるので、ウォーキングなどを行うのも良いでしょう。

 

まとめ

ニキビの前兆を感じたら、すぐに対策を考えてください。

前兆があるにも関わらず放置してしまうと、どんどん悪化してしまいます。

前兆の時点で何かしらの対処を行っておけば、ひどいニキビになるのを防げるかもしれません。

ニキビができてからではなく、ニキビができる前の対処を考えてみましょう。

もしニキビができてしまっている場合は、できるだけ早い段階で皮膚科に相談してください。

 

名古屋市昭和区のニキビ治療なら当院で

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

 

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