ベビーオイル洗顔はニキビに効果がある?ニキビ悪化の可能性も
SNSなどで話題の「ベビーオイル洗顔」を知っていますか?
SNSでは「毛穴が綺麗になった」など、話題になっています。
しかし、ベビーオイル洗顔には向き不向きがあり、向いていない人はニキビの原因になる可能性も……。
そこで今回は、ベビーオイル洗顔の効果やニキビとの関係性について解説します。
ベビーオイル洗顔とは
ベビーオイル洗顔とは、名前のとおりベビーオイルを使った洗顔方法です。
具体的には、クレンジングや洗顔料を使わず、ベビーオイルのみで行います。
クレンジングからベビーオイルに変えることで、肌の負担を減らせると言われています。
私自身も実際にベビーオイル洗顔を試してみたので、以下の動画も参考にしてください。
クレンジングとベビーオイルの違い
クレンジングとベビーオイルには、成分の点で大きな違いがあります。
クレンジングには界面活性剤が入っており、ベビーオイルには入っていません。
一概にすべての界面活性剤が悪いとは言えませんが、ものによっては脂を落としすぎてしまうのです。
ベビーオイルには界面活性剤が入っていないため、脂を落とすぎることが起きません。
ベビーオイルを使う際の注意点
実際に私が使ってみて感じた注意点は、ベビーオイルをケチらずにつかうことです。
ベビーオイルは少量では肌全体に伸びていきません。
無理に伸ばそうとすると、肌を強くこすってしまうことになるので、負担を与えてしまいます。
また、ベビーオイルはそもそも化粧を落とすものではないため、メイクを落とす効果は低いです。
そのため、濃いメイクは落とせないので、注意してください。
ベビーオイル洗顔のやり方
実際に私が行ったベビーオイル洗顔のやり方について解説します。
以下の手順で行ってください。
- ベビーオイルを2プッシュ半(少ないとき追加)
- 肌になじませる
- 十分に馴染ませたらティッシュオフ(こすらずポンポンと吸い取る)
あとはお風呂に入ってお湯で流しましょう。
以下の動画でも解説しているので、参考にしてください。
@doctor_chisa 女医が教える話題のベビーオイル洗顔#fyp #美容 #皮膚科 #あるある #美肌 ♬ カタコト - sloppy dim
ベビーオイル洗顔でニキビができる?
ベビーオイルは、向いている人には向いていますが、人によってはニキビの原因になる可能性があります。
もし、ベビーオイル洗顔でニキビができてしまったという人は、以下に当てはまっているかもしれません。
これからベビーオイル洗顔をする人も、注意してください。
毛穴に詰まる可能性がある
ベビーオイルは、毛穴に詰まる可能性があります。
ベビーオイルは蒸発しにくく、角質に浸透しない可能性があるからです。
毛穴詰まりが原因でニキビになる場合があるので、注意しましょう。
洗顔のしすぎはニキビになりやすい
ベビーオイル洗顔は、クレンジングと比べて肌への負担が少ないです。
しかし、肌への負担が少ないからと言って、洗顔をしすぎてしまえばニキビができる可能性はあります。
何度も洗顔をすれば、肌のバリア機能が弱くなってしまうので、洗顔のしすぎには注意しましょう。
オイルであるためべたつきが残りニキビの原因に
ベビーオイル洗顔は、ティッシュオフしてお湯で流すだけです。
そのため、オイル感が残ってしまいます。
オイル感が残ってしまうと、皮脂が多く分泌されてしまい、ニキビができやすい環境になってしまう可能性があります。
オイル感が気になる場合は、オイルの落とせる洗顔を使って、綺麗に落とすと良いでしょう。
単純に肌に合わない場合も
ベビーオイルは、赤ちゃん用のオイルであるため、基本的には肌に優しいです。
しかし、人によっては肌に合わない場合もあります。
実際に、ベビーオイル洗顔で湿疹や赤みが出てしまうというケースも見つかっています。
少しでも違和感があれば、すぐにベビーオイル洗顔を止めてください。
ベビーオイル洗顔の向き不向き
ベビーオイル洗顔には、向き不向きがあります。
どんな人にでもおすすめできるものではないので、自身に合っているか判断した上で行いましょう。
以下で、どんな人に向いていてどんな人に向いていないかを解説するので、参考にしてください。
ベビーオイル洗顔が向いている人
ベビーオイル洗顔が向いているのは、乾燥肌で薄めのメイクの人です。
クレンジングよりも洗浄力が弱いので、洗いすぎによる乾燥リスクを防げます。
ただし、クレンジングと比べてメイク落としの効果は低いので、ナチュラルメイクの人におすすめです。
濃いメイクの場合は、結果的にw洗顔しなければならないので、おすすめしません。
ベビーオイル洗顔が向いていない人
ベビーオイル洗顔が向いていないのは、脂性肌の人です。
脂性肌とは、元々皮脂が過剰に分泌されやすい肌の人を指します。
元々ニキビができやすい体質のため、ベビーオイルで毛穴が詰まると、ニキビを悪化させる可能性があるのです。
脂性肌の人は、刺激の少ないクレンジングを使うと良いでしょう。
まとめ
ベビーオイル洗顔は、誰にでも合うわけではありません。
クレンジングも人に合ったものがあるように、ベビーオイルにも合う合わないがあります。
合っているかわからない人は、一度試してみた上で継続するか考えてください。
もしベビーオイル洗顔でニキビが悪化したり湿疹などが起きた場合には、すぐに皮膚科へ相談しましょう。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗