鼻をかむとニキビの原因になる?鼻ニキビの原因と対策
花粉症や鼻炎で鼻をかんでいて、鼻周りにニキビができた経験はないでしょうか。
その他にも、鼻や鼻周りにニキビができる原因はいくつかあります。
今回は、鼻にニキビができる原因について解説するので、「鼻にニキビができやすくなった」という人は、参考にしてください。
鼻にニキビができる原因
鼻にニキビができる原因は、主に3つです。
- 皮脂の過剰分泌やメイク汚れ
- 鼻をかむなどの刺激
- 疲労やストレス
基本的な生活習慣やケアの他に、鼻をかむ行為もニキビに繋がります。
原因を理解して、ニキビ予防に努めましょう。
皮脂の過剰分泌やメイク汚れ
顔の中でも、鼻は皮脂の分泌量が多いので、元々ニキビができやすい部分です。
そのため、鼻のケアは小まめに行ってください。
あまりにも洗いすぎると、反対に皮脂が過剰分泌されやすいので、やりすぎには注意です。
また、ファンデーションなどのメイク汚れも、ニキビの原因になるので、しっかりとクレンジングを行いましょう。
鼻をかむなどの刺激
鼻にニキビができやすい人は、鼻を触ったり刺激を与えていたりする傾向があります。
鼻に触れた時の雑菌や、指やティッシュによる刺激がニキビを誘発してしまうのです。
また、花粉症などで頻繁に鼻をかんでいると、ティッシュによって必要以上に皮脂が奪われてしまいます。
乾燥も毛穴詰まりの原因なので、鼻のかみすぎに注意しましょう。
疲労やストレス
ニキビは、疲労やストレスによるホルモンバランスが原因になります。
鼻ニキビにおいても同様です。
また、胃腸や肝臓などの内蔵機能の低下も鼻ニキビの原因になるので、規則正しく、ストレスを溜めない生活を心がけてください。
鼻の穴にできるニキビの原因
鼻の頭や周りにできるニキビもあれば、鼻の穴にニキビができる場合もあります。
鼻の穴にできるニキビには、以下のような原因が考えられます。
- 鼻をほじる癖がある
- 鼻毛を抜いてしまう
- 鼻炎
鼻炎以外は、癖になっている人もいるので、普段の生活に気を配ってください。
以下では、なぜそれぞれがニキビの原因になるのかについて解説します。
鼻をほじる癖がある
鼻をほじる癖がある人は、爪に注意してください。
爪が伸びていると、鼻の中の粘膜を傷つけて、炎症を起こす可能性があります。
また、爪には汚れが溜まりやすいので、鼻の中へ雑菌を侵入させてしまう恐れがあるのです。
その結果、ニキビの発生や悪化に繋がってしまいます。
鼻毛を抜いてしまう
鼻毛は、空気中のホコリや雑菌を防ぐ役割を担っています。
そのため、鼻毛を抜くと、体内に雑菌が入り込みやすくなってしまうのです。
また、無理に鼻毛を抜くことで毛穴が痛んだり広がったりして、炎症を起こしてしまう可能性があります。
鼻炎
鼻炎は、名前のとおり「鼻の中の炎症」です。
鼻の中が炎症して、くしゃみや鼻水が出ると、鼻水に雑菌が付着します。
その雑菌が毛穴に入り込み、ニキビの原因となります。
鼻ニキビの対策
鼻ニキビを予防するには、とにかく清潔を心がけてください。
癖で鼻を触ってしまう人は、できるだけ触れないように気をつけましょう。
具体的には、以下のポイントを意識してください。
- 鼻に雑菌がつかないようにする
- 鼻炎の場合は鼻炎から治す
- ニキビを触らない
それぞれを意識して、鼻ニキビを悪化させないようにしましょう。
鼻に雑菌がつかないようにする
鼻を触る癖がある人は、雑菌がつかないように注意してください。
手の雑菌が付着することで、鼻にニキビができてしまいます。
できるだけ触れないようにするのが良いですが、どうしても触ってしまう場合は、手を清潔にしましょう。
外から帰宅したら手を洗う、アルコール消毒をするなど、基本的な衛生管理を心がけてください。
鼻炎の場合は鼻炎から治す
鼻炎の場合は、どうしても鼻をかんでしまうので、鼻炎から治しましょう。
鼻炎の原因は様々ですが、耳鼻科で診てもらえば多くの場合は解決します。
市販の薬も販売されていますが、鼻炎の根本の原因を解決するためにも、耳鼻科を受診してください。
ニキビを触らない
鼻にニキビができてしまった場合、触らないようにしましょう。
小さなニキビであっても、雑菌のついた手で触ってしまうと悪化してしまいます。
また、目立つようなニキビであっても、決して潰してはいけません。
ニキビを潰してしまうと、ニキビ跡として残ってしまう可能性があります。
あまりにも大きく目立つニキビであれば、一度皮膚科などで相談してください。
まとめ
鼻は、顔のなかでもニキビができやすい部位です。
だからこそ、他の部位よりも丁寧なケアを行わなければいけません。
花粉症や鼻炎などの鼻づまりや鼻をかむ行為もニキビの原因になるので、まずは耳鼻科を受診して、鼻炎を治すことを優先してください。
どうしても鼻ニキビが気になる場合は、潰したり市販の薬を使ったりせずに、一度皮膚科まで相談しましょう。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗