夏に向けた美肌におすすめの食べ物|夏バテ対策にもなる美肌レシピも紹介【美容皮膚科医実践】
夏場は、比較的ニキビができやすい季節です。
紫外線や日焼け止めによって、毛穴の刺激が増えるために、ニキビができる可能性が高くなります。
さらに暑い季節は普段以上に体力を使い、身体に大きな負担がかかるため、肌が荒れやすいです。
そこで今回は、夏場におすすめの美肌に効く食べ物やレシピを紹介します。
夏に向けて綺麗な肌を作りましょう。
疲労回復と美肌におすすめの食べ物
疲労回復、美肌ともにおすすめしたい食べ物はホタテです。
ホタテのなかでも特に注目しておきたい成分が、タウリンと亜鉛。
それぞれの成分で期待できる効果は以下のとおりです。
- タウリン……疲労回復・保湿作用・肝臓の機能を高める
- 亜鉛……美肌効果
上記の他にも、ビタミンEやビタミンB群などの美肌成分、肌を作る各種アミノ酸も含まれています。
夏場で疲労が抜けないときや、肌が荒れてきたと感じるなら、ぜひホタテを食べてみましょう。
夏場におすすめの美肌果物
夏場は果物を積極的に摂りましょう。
水分も摂取できる上に、栄養効果も高いので、夏場に果物はおすすめです。
とくにおすすめなのは、以下の5つ。
- スイカ
- メロン
- 桃
- いちじく
- バナナ
以下では、それぞれの果物の栄養について紹介します。
動画でも解説しているので、ぜひ動画も参考にしてください。
スイカの栄養効果
スイカには、赤い果肉部分にβカロテンとリコピンが含まれており、健康効果が高いです。
その他シトルリンというアミノ酸が含まれており、むくみ解消にも効果的。
さらに、種にも栄養があります。
カロリーも少なく沢山食べやすい果物なので、夏の果物として特におすすめです。
メロンの栄養効果
メロンは、赤肉メロンを選ぶと良いです。
赤肉メロンには、βカロテンが豊富に含まれており、抗酸化物質となります。
さらにβカロテンはビタミンAに変換されるため、皮膚や粘膜、目の健康維持の働きがあるのです。
また、メロンを選ぶ際は、路地もの(外で栽培されている)メロンを選んでください。
路地ものとハウス栽培では栄養価が異なり、路地ものの方が栄養的には優秀です。
桃の栄養効果
桃は、他の果物と比べてビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEはナッツ類や油に含まれていますが、果物のなかでは桃が多いです。
また、カロリーが少ないのも特徴。
100gあたり40Kcalなので、それほどカロリーを気にする必要がありません。
いちじくの栄養効果
いちじくの大きな特徴は、食物繊維が豊富な点です。
そのため、便通が良くなる効果に期待できます。
また、消化酵素も含まれているため消化に良く、食前に食べるとその後食べたものの消化を助けてくれる働きもあります。
鉄分も多く含まれているので、夏場の貧血対策としてもおすすめです。
バナナの栄養効果
バナナは特別夏の果物ではありませんが、手に入りやすい点から、今回紹介させて頂きます。
持ち運びもしやすいので、ちょっとしたエネルギー補給としてもおすすめです。
栄養としては、カリウムやマグネシウムが多いのが特徴。
カロリーは他の果物と比べて多少多いですが、その分エネルギー量も多いです。
夏場の筋トレや運動などの栄養源として優秀なので、運動をする人は、バナナを食べるようにしましょう。
夏バテ対策におすすめの美肌レシピ
夏バテ対策におすすめのレシピを2つ紹介します。
夏バテ対策には、たんぱく質やビタミン、ミネラルに抗酸化物質を摂ってください。
そこで、代表的な夏バテ対策の料理として、ゴーヤチャンプルー。
疲労回復におすすめの料理として、しじみ汁を紹介します。
ゴーヤチャンプルー
ゴーヤチャンプルーのメインとなるゴーヤには、ビタミンCやビタミンK、葉酸にβカロテンなどが豊富に含まれています。
ゴーヤに含まれるビタミンCは熱に強いので、ゴーヤチャンプルーとして炒めても、ビタミンCがなくなることはありません。
実際に調理するにあたり、用意する材料は以下のとおりです。
- 豚肉
- 豆腐
- 卵
- ゴーヤ
- 人参
- 玉ねぎ
その他、きのこなど好みに合わせて入れてください。
全体的に栄養満点なので、他のおかずを作らなくても十分栄養が摂れます。
ゴーヤチャンプルーの作り方
- 玉ねぎを薄切りにする
- 人参を短冊切りにする
- ゴーヤを半分にして端の部分は切る
- ゴーヤのワタをとって食べやすい大きさに切る(厚みがあるほど苦味が残りやすい)
- 塩を振りゴーヤを揉みこむ
- 卵二つを割り、ほぐしておく
- 肉を一口大に切る
- オリーブオイルを入れて肉を炒める
- 塩を振って下味をつける
- 切った野菜を火が通るまで炒める
- 削り節をひとつかみ入れる
- 濃厚だしを入れる
- 豆腐を2パック入れる
- 箸で豆腐を切りながら炒める
- 空きスペースを作り卵を入れて混ぜる
- 醤油をかけて完成
基本的な調理方法ですが、味付けなどは好みに合わせて変えてください。
また、ゴーヤが苦手な場合はキャベツでも代替可能です。
キャベツの栄養もゴーヤに引けをとらないので、お子様がいる家庭などなら、キャベツチャンプルーも良いでしょう。
しじみ汁
しじみはオルニチンというアミノ酸が含まれており、疲労回復におすすめです。
使用するしじみは、冷凍のものでも問題ありません。
むしろ、冷凍するとオルニチンが6倍に増えると言われています。
作り方は簡単。
- 鍋にしじみと水を入れて火にかける
- しじみの殻が開いてきたら味噌を溶く
以上で完成です。
夏バテ対策として、他の料理と合わせて召し上がってください。
まとめ
夏場は疲れやすくなり、消化不良などの胃のトラブルが起きやすい季節です。
その結果、ニキビになりやすくなります。
そのため、ニキビを防ぐために、健康効果の高い食べ物を摂取しましょう。
ぜひ今回紹介した食べ物やレシピを参考に、夏を綺麗な肌で乗り越えてください。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗