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帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛にかかった経験から

[2019.08.15]

 私自身(木曜内科担当-松野)が30歳代後半に帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛にかかり、発症から治るまでの経過を身をもって経験しました。そのため帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛の予防や治療に、良い意味でこだわりを持って治療しています。

 帯状疱疹が発症する仕組み

を述べると、子供のころにみずほうそうにかかり体の中に水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella zoster virus)が潜伏します。普段はとくに悪さはしませんが、ストレスや体力低下に伴いこれらのウイルスが神経の節や走行に沿って再燃すると、体の片側に帯状に炎症や皮疹をきたします。痛みがでて皮疹がでるときと、皮疹がでて痛みがでるときがあります。

 診断確定後は、

できるだけ早く抗ウイルス薬の内服などで治療を開始します。治療開始までの期間が早ければ早いほど、皮疹や痛みの治りもよいことが知られています。最初は筋肉の炎症などからくる痛みですが、数週間たつと神経からの痛みに変わっていきます。痛みがへっていく経過には、皮疹の程度や年齢などによっても個人差があり、症状にあわせて痛み止めの内服薬を調整していきます。

 実は私がかかった際は、日本のペインクリニックの総本山とよばれる専門治療施設で研修中だったため、すばやくさまざまな治療を受けられる、とてもありがたい恵まれた経験をしました。診断確定後に、可及的すみやかに治療や疼痛コントロールにあたることはとても重要と考えています。 

 当クリニックでも帯状疱疹の早期診断、治療、疼痛コントロール、ワクチン接種による予防につとめて参ります。(神経ブロック注射はトリガーポイント注射のみとなりますが、ご了承ください) 

 帯状疱疹に関するお困りごとがあれば、遠慮なくご相談ください。(文責 松野)

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