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難聴

難聴は、「音が小さく聞こえる」「言葉が聞き取りにくい」「周囲は聞こえているのに自分だけ聞き返してしまう」といった形で気づかれることが多い症状です。ひとことで難聴といっても、急に片耳が聞こえにくくなるものもあれば、年齢とともに少しずつ進むもの、耳のつまり感や耳鳴りを伴うものなど、原因や経過はさまざまです。耳の不調は外から見えにくいため、つい様子をみてしまう方も少なくありませんが、早めの診断と対応が大切になることがあります。

すずらんクリニックでは、耳鼻咽喉科の専門性に基づき、難聴の原因を丁寧に見極めることを大切にしています。難聴の診断では、まず聴力検査が基本になります。同じ「聞こえにくい」という症状でも、突発性難聴、加齢性難聴、低音障害型感音難聴、中耳炎による難聴などで治療や対処法は異なります。

難聴の症状について

難聴があるときは、単に音が聞こえづらいだけでなく、次のような症状がみられることがあります。

  • テレビの音量が以前より大きくなった
  • 会話の聞き返しが増えた
  • 人の話し声は聞こえるが、言葉として聞き取りにくい
  • 片耳だけ聞こえにくい
  • 耳がつまったように感じる
  • 耳鳴りが続いている
  • めまいを伴う
  • 低い音だけ聞きにくい
  • 電話の声が聞き取りづらい
  • 周囲の音はするのに、会話がわかりにくい

難聴は、急に始まる場合もあれば、ゆっくり進む場合もあります。とくに、突然片耳が聞こえにくくなった、耳鳴りやめまいを伴っているというときは、早めの受診が勧められることがあります。一方で、徐々に進む難聴では、ご本人よりもご家族のほうが先に気づくこともあります。「年齢のせいだから仕方ない」と決めつけず、一度確認しておくことが大切です。

難聴の原因について

難聴の原因は一つではありません。耳の入り口から鼓膜、中耳、内耳、聴神経にいたるまで、どこに問題があるかによって聞こえにくさの性質が変わります。

突発性難聴

突発性難聴は、ある日突然、片耳が聞こえにくくなる病気です。朝起きたら急に聞こえない、電話を片耳に当てて気づいたという方もいらっしゃいます。耳鳴りや耳閉感、めまいを伴うこともあります。はっきりした原因がわからないことも多いのですが、できるだけ早い時期の診断と治療が大切とされています。

加齢性難聴

加齢とともに少しずつ進む難聴です。高い音から聞き取りにくくなることが多く、会話の中でも子音が聞き取りづらくなって、「聞こえているのに意味がわからない」という感覚につながることがあります。最近では、聞こえの低下をそのままにしないことが、生活の質だけでなく認知機能の低下予防の面でも大切ではないかと考えられています。

低音障害型感音難聴

低い音が聞き取りにくくなったり、耳がぼわっと詰まったように感じたりするタイプの難聴です。ストレスや疲労、睡眠不足などが関係すると考えられることもあります。症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す方もいらっしゃるため、経過をみながら対応することが大切です。

中耳炎や耳あかによる難聴

耳の中の炎症や、耳あかがつまることでも聞こえにくさが出ることがあります。こうした場合は、内耳そのものの障害とは異なるため、治療の進め方も変わってきます。

その他の原因

難聴の背景には、騒音、薬剤、先天的な要因、メニエール病、聴神経の病気など、さまざまな可能性があります。そのため、「難聴らしい」というだけで自己判断せず、原因を整理することが大切です。

難聴の病気の種類について

難聴は、大きく分けると伝音難聴、感音難聴、混合難聴に分けられます。

伝音難聴

音を伝える通り道に問題があるタイプです。耳あか栓塞、滲出性中耳炎、慢性中耳炎などで起こることがあります。原因によっては改善が見込めることもあります。

感音難聴

音を感じ取る内耳や聴神経のはたらきに関わるタイプです。突発性難聴、加齢性難聴、低音障害型感音難聴などはこちらに含まれます。聞こえにくさに加えて、言葉の聞き取りづらさが目立つこともあります。

混合難聴

伝音難聴と感音難聴の両方の要素が重なっている状態です。検査を通じて、どの程度それぞれの要素が関わっているかをみていきます。

難聴の治療法について

難聴の治療は、原因によって大きく異なります。そのため、まず大切になるのは、聴力検査をはじめとした評価です。

聴力検査

当院では、難聴の診断の基本となる聴力検査を大切にしています。どの音が、どの程度聞き取りにくくなっているかを確認することで、病気のタイプや重なっている症状を整理しやすくなります。必要に応じて耳の中の診察や追加の検査を行い、総合的に判断していきます。

原因に応じた治療

突発性難聴では、できるだけ早い対応が必要になることがあります。低音障害型感音難聴では、症状や経過に応じて治療を考えます。中耳炎や耳あかが原因の場合には、その原因に対する処置や治療を行います。加齢性難聴では、すぐに薬で治すというよりも、聞こえの状態を把握し、補聴器を含めた対処法を検討していくことが大切です。

補聴器の相談

加齢性難聴などでは、「まだ補聴器は早いのでは」と思われる方もいらっしゃいます。ただ、聞こえにくさを長く我慢してしまうと、会話の機会が減ったり、外出や人との交流が億劫になったりすることがあります。私たちは、補聴器を無理に勧めるのではなく、必要性がありそうな場合に、今の聞こえに合った選択肢としてわかりやすくご説明します。

難聴についてのよくある質問

Q1. 片耳だけ急に聞こえなくなったときは様子をみてもよいですか

A1. 突発性難聴など、早めの診断と治療が大切になる病気の可能性があります。片耳の急な聞こえにくさ、耳鳴り、めまいがあるときは、できるだけ早めに受診をご検討ください。

Q2. 年齢のせいだと思うのですが、受診した方がよいですか

A2. はい。加齢性難聴のこともありますが、別の原因が隠れていることもあります。また、現在の聞こえの状態を把握しておくことは、今後の生活を考えるうえでも役立ちます。

Q3. 難聴は自然に治ることがありますか

A3. 原因によって異なります。耳あかや一時的な耳の不調で改善することもあれば、治療や対処が必要な場合もあります。自己判断は難しいため、検査で確認することが大切です。

Q4. 子どもの聞こえが心配なときも相談できますか

A4. もちろんです。言葉の反応が弱い、呼びかけに気づきにくい、テレビの音が大きいなど、気になることがあればご相談ください。当院院長は日本小児耳鼻咽喉科学会の正会員でもあり、お子さんの耳の症状についても丁寧に診察しています。

院長より

難聴は、外から見えにくい症状です。そのため、ご本人も周囲の方も気づくのが遅れやすく、「もう少し様子をみよう」と受診のタイミングを逃してしまうことがあります。ですが、突発性難聴のように早めの治療が大切な病気もあれば、加齢性難聴のように、いまの聞こえを把握して今後の生活に備えることが大切なものもあります。

私たちすずらんクリニックでは、確かな専門性に基づく丁寧な医療を心がけ、難聴の原因をきちんと整理したうえで、その方に合った治療法や対処法をご提案しています。医学博士、日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会専門医として、また小児耳鼻咽喉科にも関わる立場から、お子さんからご高齢の方まで、わかりやすい説明を大切にしています。聞こえのことで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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