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鼻血

鼻血は、お子さんから大人の方まで幅広くみられる症状です。乾燥した季節に起こりやすいもの、鼻をさわるくせや鼻かみの刺激で出るもの、たまたま鼻の中の血管が切れて勢いよく出るものなど、原因や出血の仕方はさまざまです。多くは心配の少ない出血ですが、繰り返す場合や、なかなか止まりにくい場合には、鼻の中の状態をきちんと確認することが大切です。

すずらんクリニックでは、鼻血を単なる一時的な症状として片づけず、出血の原因や部位を丁寧に見極めることを大切にしています。乾燥で粘膜が荒れてにじむように出る場合と、血管が切れてあふれるように出る場合では、対処法も異なります。時間がたつと出血源がわかりにくくなることがあるため、鼻血が出たあとの受診は、できるだけ早めがおすすめです。

鼻血の症状について

鼻血は、ただ血が出るというだけでなく、出方や頻度にも違いがあります。よくみられるのは次のような状態です。

  • 鼻をかんだときに少し血がつく
  • 朝起きると鼻に血が混じる
  • 片側の鼻から急に血が出る
  • ぽたぽた落ちる程度の出血
  • 勢いよく流れ出るような出血
  • 何度も繰り返す
  • 鼻づまりや違和感を伴う
  • かさぶたができてはまた出血する
  • お子さんが鼻を触ったあとに出る
  • のどに血が流れる感じがする

少量の出血で自然に止まることもありますが、何度も同じ場所から出る場合や、出血量が多い場合には注意が必要です。とくに、お子さんでは鼻をさわるくせがきっかけになることが多く、大人では乾燥や鼻炎、鼻を強くかむことなどが関係することがあります。

鼻血の原因について

鼻血は、鼻の粘膜の表面にある血管が傷ついたり切れたりして起こります。鼻の中の粘膜は薄く、血管が豊富な場所もあるため、ちょっとした刺激で出血することがあります。

乾燥による出血

空気が乾燥すると、鼻の粘膜も乾いて荒れやすくなります。粘膜が薄くなっているところから、にじむように血が出ることがあります。冬場やエアコンの使用が多い時期に起こりやすい傾向があります。

鼻の中の血管が切れる出血

偶然、鼻の中の血管が切れて、あふれるように血が出ることがあります。この場合は、少量のにじみではなく、ある程度勢いよく出血することがあります。

鼻をさわる、鼻をかむ刺激

お子さんでは、鼻をいじるくせが原因になることがよくあります。大人でも、鼻を強くかむ、何度もティッシュでこする、鼻炎で鼻の中が荒れているなどの刺激が出血のきっかけになります。

鼻炎や炎症

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで鼻の粘膜に炎症があると、粘膜が傷つきやすくなり、鼻血が出やすくなることがあります。

鼻の中のできもの

まれではありますが、鼻茸や鼻副鼻腔乳頭腫など、鼻の中のできものが関係していることもあります。とくに片側だけの症状が続くときは、丁寧な診察が大切です。

鼻血によって引き起こされる病気

鼻血そのものが病気を引き起こすというよりは、鼻血の背景に何かしらの病気や状態が隠れていることがあります。

鼻粘膜の慢性的な荒れ

乾燥や刺激を繰り返すことで、鼻の粘膜が治りきらず、同じ場所から何度も出血することがあります。かさぶたができて、またはがれて出血するという流れを繰り返す方もいらっしゃいます。

アレルギー性鼻炎

鼻水やくしゃみ、鼻をこする動作が続くことで、粘膜が荒れやすくなります。鼻血を繰り返すお子さんでは、背景にアレルギー性鼻炎があることもあります。

鼻の中のできもの

片側からの繰り返す鼻血や、鼻づまりを伴う場合には、鼻の中のできものの有無も確認が必要です。

鼻血の処置や治療法

鼻血の治療は、どこから、どのように出血しているかによって異なります。乾燥でにじむように出ているのか、血管が切れて出ているのかで、対応は同じではありません。

出血源の確認が大切です

当院では、まず鼻の中を丁寧に診て、出血している場所や粘膜の状態を確認します。鼻血は時間がたつと出血源がわかりにくくなるため、出血直後の方が原因を見つけやすいことがあります。そのため、鼻血を繰り返している方や、今回の出血量が多かった方は、できるだけ早めの受診がおすすめです。

粘膜の保護や炎症への対応

乾燥や鼻炎による粘膜の荒れが背景にある場合は、粘膜を保護したり、炎症を落ち着かせたりする治療を行います。出血しにくい状態へ整えていくことが大切です。

出血部位への処置

血管が切れて出血している場合には、その部位に応じた処置を行います。どの方法が適しているかは、出血の場所や状態によって異なります。

再発予防のご案内

鼻を強くかまない、鼻の中を触らない、乾燥対策をするなど、日常生活の工夫も大切です。お子さんでは、鼻をいじるくせが続くと何度も繰り返すことがあるため、対策を一緒に考えていきます。

鼻血についてのよくある質問

Q1. 鼻血が少し出ただけでも受診した方がよいですか

A1. 一度だけ少量で止まる場合は様子をみられることもありますが、繰り返す場合や、同じ場所から何度も出るような場合は一度確認しておくと安心です。

Q2. 鼻血は出血直後に受診した方がよいですか

A2. はい。時間がたつと出血源がわかりにくくなるため、出血直後の方が原因を確認しやすいことがあります。

Q3. 子どもの鼻血はよくあることですか

A3. はい。お子さんでは、鼻をさわるくせや乾燥で鼻血が出ることがよくあります。ただし、何度も繰り返すときは鼻の中の状態を確認した方がよいことがあります。

Q4. 鼻血の原因は乾燥だけですか

A4. 乾燥はよくある原因のひとつですが、鼻炎、刺激、血管の状態、鼻の中のできものなど、ほかの原因が関係することもあります。

院長より

鼻血はよくある症状だけに、「そのうち止まるだろう」と様子をみているうちに、何度も繰り返してしまう方が少なくありません。たしかに、乾燥やちょっとした刺激による軽い出血であれば、大きな心配がないこともあります。ですが、出血の仕方や背景によっては、ただ乾いているだけではなく、きちんと診ておいた方がよいこともあります。

私たちすずらんクリニックでは、確かな専門性に基づく丁寧な医療を心がけ、鼻血の原因をできるだけわかりやすくご説明しています。乾燥によるものなのか、血管が切れているのか、鼻炎やほかの病気が関係しているのかを丁寧に確認し、その方に合った対処をご案内します。鼻血を繰り返す方、出血が多くて不安だった方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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