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医院開業時のホームページ作成で気をつけることまとめ

医院・クリニックのホームページを作成するタイミングとして、開業時に作成するケースが多いのではないのでしょうか?

その際、

  • どこの業者に頼むのか
  • どんなホームページを作ればよいのか
  • いつころ作成すればよいのか

等、いろいろとお悩みが出てくると思います。

開業というタイミングまで、ホームページ作成に携わったドクターは少ないと思いますのでここで、開業の際のホームページ作成で気をつける点についてまとめました。

自分で作るのか、専門業者さんに依頼するのか

医院のホームページを作っている私が言うのも何ですが、自分で作成できる場合は、自分で作成したほうが良いと思います。

弊社調べでは、内容が同じであれば、デザインの優劣によって患者さんの増減はあまり見られないという結果が出ています。自分でやった方が早いし、ある程度思い通りになるということもありますので、自分で作成できる方はそちらをお勧めします。

とはいえ、殆どの方が自分で作成される方が難易度が高いと思いますので、その際は業者さんに頼むことになるでしょう。

知人や親族に作成を依頼する場合は、仕事の内容と報酬を明確に

ご友人やご親族にホームページの作成をできる方がいて、その方に依頼をするというケースがあります。

このパターンで失敗するケースがあります。特にご友人に依頼された場合ですが、初期の作成時には気持ち良く作成していただいたのですが、その後のメンテナンス等、ご友人の仕事の忙しさや状況が変わってなかなか対応してもらえないというケースがありました。

ご友人同士ですので、急かすわけにもいかず、また十分な報酬を払っているわけではないので、強くでることもできずということで板挟みになるケースがあります。

ご友人やご親族にご依頼する場合は、仕事として明確に依頼をした方が良さそうです。当然それに見合った報酬をお支払いして、初期の作成費用だけでなく、メンテナンスについても明確にします。

メンテナンスについては、「月何回くらい修正や更新がありそうだから、何回までは対応してほしい」ということもお伝えし、「依頼してから、なるべく2営業日以内に対応してほしい」ということもお伝えしたほうが良いと思います。

とはいえ、上記のことを友人などとすることは考えにくいので、私はこのケースはあまりお勧めはしていません。

業者さんの選定方法

業者さんの選定の決め手は医療機関の作成実績に尽きると思います。ホームページの用途は様々ですが、開業時は「患者さんあつめ」という側面は強いと思います。

どういうルートで患者さんが来るのかは地域や診療科目によって違いますので、多くの経験値がある業者さんに依頼するのがベターです。

開業の3~6ヶ月前までにホームページを公開しておこう

例えば「河村内科クリニック」という医院を開業するとします。5月1日に開業するとして、5月1日にホームページを公開してはいけません。なぜならばGoogle等の検索サイトで検索してもヒットしてこないからです。

そもそもGoogleが「河村内科クリニック」のホームページの情報を収集するまでは、Googleで検索しても表示されることはありません。まず、Googleに情報を収集してもらう必要があります。

それについては、Search Consoleから情報収集してもらえるようにリクエストすることができます。

Google Search Console

https://www.google.com/webmasters/tools/home

さて、Search Consoleに登録すれば、Googleが検索してくれるのでOKだ!!というわけにはいきません。

通常、Googleが公開したてのサイトをいきなり検索順位の上位で表示させるということは希です。

上位表示には、対策やページ内容により、早くて1週間、遅くて半年程度かかるものだと思ってください。

開業前に早くページを上位表示させたい

Google等の検索エンジン上位表示対策をSEO(Search Engine Optimization)と言います。

SEOには様々な対策方法がありますが、忘れてはいけない基本的な考え方は、読者にとって有益な情報を掲載しているサイトが上位表示されるということです。

ここでいう有益な情報とは

  1. 基本的な情報がしっかり掲載されている
  2. 情報量が十分である
  3. ページ数が十分である
  4. 更新頻度が高い

の4項目です。

基本的な情報がしっかり掲載されているとは

基本的な情報とは、

  • 医院名
  • 診療科目
  • 住所
  • 連絡先
  • ドクター名とプロフィール
  • どんな治療をしているのか

等です。殆どの読者が上記の情報を収集しに来ますので、この基本的な情報が入っているかは重要です。

情報量が十分である・ページ数が十分である

情報量とは、1ページ当たりのコンテンツのボリュームのことです。そのページに行けば調べたい情報が分かるくらい十分なボリュームが必要です。目安としては、2000~3000文字程度です。

ページ数については、診療科目にもよりますが、20ページ以上を目指しましょう。

更新頻度が高い

医療機関のホームページにとって更新頻度を高めていくというのはハードルの高い項目です。

開業前であれば、開業までの進捗状況をblogで記載をする等が可能です。後述しますが、公開した時には完成度30~50%くらいで作っておいて、開業までにコンテンツやページを増やしていき、少しずつサイトのボリュームを上げていくという手法を取ることで、更新頻度を高めることができます。

完璧なサイトはいらない、3~5割程度の出来で公開をしよう

ホームページ作成にあたり、完成度を高めるがあまり、公開が遅くなってしまうことがあります。

お勧めするのは、先ず、開院するという情報がわかる程度の情報ができれば、ドメインを取得して公開をしてしまうことをお勧めしています。

Googleは更新頻度の高いホームページを好みます。完璧に作ってしまうと、更新したり修正したりする余地が無くなってしまいますので、想定の3~5割の完成度くらいで、公開をしてしまいましょう。

公開した後に、少しずつコンテンツを作成していき、少しずつホームページのボリュームを増やしていけば良いのです。

公開時に気をつけたいのは、クリニック名や住所や電話番号等が仮のまま入ってしまうことがありますので、名称は「(仮)」というものをつけたり、電話であれば、「現在取得中」と記載してみたりする必要があります。

開業前にGoogle関連のサイトに登録をする

情報を探している人は、殆どのケースでGoogleを経由してサイトにたどり着きます。日本では、パソコンで検索をする人でYahooを利用している人も多いのですが、Yahooの検索システムはGoogleのものを利用していますので、上記の理由から、Googleで検索している人が殆どという認識で良いと思います。

ホームページを公開しただけでは、Googleは検索結果に出してもらえません。上述のSearch Consoleだけでなく、Googleマイビジネスの登録も必要です。

Googleマイビジネス

https://www.google.co.jp/intl/ja/business/

Googleマイビジネスに登録することで、地図上に表示されやすくなるだけでなく、口コミに対する返信が出来たりと、店舗型のビジネスをする方にとっては便利で集患に繋がる対応ができます。

開業時からスマートフォン対応は必須

弊社のWevery!をお使いいただいている医療機関様の統計をみると、スマートフォンでサイトを閲覧しているユーザーは7割以上となっています。

実に3/4の方がスマートフォンで閲覧していることが分かります。

ホームページ作成時に、スマートフォンがオプションになっていて、コストがかさむことから、最初はいらないということで作成をされないケースがありますが、これは大きな間違いです。

Googleはモバイルファーストインデックスということで、スマホサイトに記載している情報を元にGoogleの検索結果の順位付けをすることを発表しています。現段階(2018年1月)では、スマホサイトが無くても、検索結果の順位についての大変動がないとしていますが、将来的にどのようになるか分かりません。

そもそも、大多数の方がスマホで閲覧するということですので、こちらで見やすい作成方法にすることが大事です。

 

作成すべきページは何?

以下に、診療科目ごとに作成すべきページをまとめていますのでご参考ください。

開業時から予約や順番待ちシステムを準備しておく

開業時にどれくらい患者が来るかわからないので予約や順番待ちシステムは、開業後しばらくは様子を見るという医療機関様が多いと思います。

私のお勧めは開院時から予約システムを稼働できるようにしておくことです。

予約や順番待ちは医療機関にとって、患者さんを上手に診療終了まで持っていくための流れの一部です。流れがある程度出来たあとから予約や順番待ちシステムを導入しようとすると、これまで創り上げてきた流れに変化を加えることになり、事務スタッフさんから導入反対を突き付けられることもあります。

また、既存の患者さんも診療の流れが変わりますので、新たな問題が発生することもあります。

導入コストの問題もあるとは思いますが、いずれ予約や順番待ちと考えられている場合は、開院時から稼働させておくことをお勧めします。

まとめ

ホームページが無くても、診療は可能ですので、開業時はどうしても、ホームページのことが後回しになってしまいがちですが、実際、開業時の負担は開業直前になることが多いので、ホームページはそれ以前に準備しておけるツールということも言えます。

いまはブログのように簡単に更新ができるツールが出てきていますので、まずは、独自ドメインを取って、基本的なな情報だけ入力したら公開をして、その後コンテンツを増やしていくことで、いざ開業の日に検索サイトでもしっかり表示されるような対策をしていただけましたら幸いです。

河村伸哉

河村伸哉

東北大学法学部卒業後、フリーランスの期間を経て、大手飲料メーカーや通信系システム会社等のウェブサイト作成を経験。 現在、メディキャスト株式会社にて、医療機関のマーケティングを担当。 12年間で700件以上のウェブサイトをブロデュースし、確実に増患に導いたマーケティングプロデューサー 開業前に予約が殺到した心療内科や、強豪ひしめく地域で毎月3000名の新患獲得を達成しているレディースクリニック、100キロ離れた場所からわざわざ患者が通ってくる一般耳鼻科など、診療科目別の増患ノウハウを確立させ、ドクターの強みを地域住民に訴求させ確実に増患に導いている。 日本でも数少ない医療機関のマーケティングに強みを持ったウェブプロデューサー。

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