漢方が好きなわけではありません
小児科の杉原です。
たまに、あの先生は漢方が好きだから、と言われることがあります。たしかに、風邪に対して感冒薬を使ったりすることが多いことは事実です。
けれども僕は漢方が好きだから、患者さんに漢方薬を処方しているわけではないのです。
あくまで、ウイルス性の風邪に対して自分が知る限りの最善治療を模索したうえで、早く負担なく治るお手伝いをするために選んだ結果が漢方薬だっただけです。
これが細菌性髄膜炎なら、抗生剤の点滴治療がベストでしょうし、てんかんの治療なら抗てんかん薬がベストでしょう。
別に抗生剤が好きだから処方するわけでもないし、
抗てんかん薬が好きだから処方するわけでもない。
ただそれだけです。
今日は日本小児東洋医学会に行ってきました。治療に難渋しているお子さんにこれが効くかもしれないという勉強は明日から役立つので欠かせません。
たった75日で世界の医学論文が2倍に増加する情報爆発の時代です。iOSのように自分をアップデートしていかなければ、結果を出せるあなたの健康のパートナーとは言えなくなってしまいます。
これからも腕をみがいていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。