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COVID-19の母より出生した児の陽性率は経膣分娩・母乳育児・母親との接触によって増加することはなかったという論文

[2020.06.22]

COVID-19の母より出生した児の陽性率は、経膣分娩、母乳育児、母親との接触によって増加することはなかった、という論文の紹介です。

母乳を与えているお母さんたちに是非伝えたい。

コロナがこわくて、母乳をやめることはありません!!

 


12-Jun-20 Systematic Review
SARS-COV-2の母から新生児へ伝播とその伝播経路の可能性:系統的レビューと批判的吟味
Walker KF, O'Donoghue K, Grace N, et al.
Maternal transmission of SARS-COV-2 to the neonate, and possible routes for such transmission: A systematic review and critical analysis.
BJOG. doi:10.1111/1471- 0528.16362


https://obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/1471-0528.16362 <https://obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/1471-0528.16362

 

  • 論文49本から655の感染妊婦と666名の新生児データを収集
  • 666名の新生児中28名の陽性者 28/666=4%
  • 胎内感染と確定した事例はない。
  • 経膣分娩で出生した新生児での陽性率8/292=2.7%、帝王切開で出生した新生児での陽性率20/374=5.3
  • 母乳で育てられた148名中陽性7名 7/148=4.7%、人工乳56名中陽性3名 3/56=5.4%、搾母乳の5名中1名陽性、授乳方法の記載のない460名中陽性17名 17/460=3.7%

児の陽性率は、経膣分娩、母乳育児、母親との接触によって増加することはなかった。<ーーココ一番大事!!

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