介護をしている方にもサポートが必要です。
内科、ペインクリニックの松野です。当院ではカウンセリング形式はとっていませんが、身内の介護をしている方に届いてほしく書きます。
約2年半、身内の在宅介護をしていました。さいわい職場や周囲の理解を得て、仕事と家庭と介護の両立ができましたが、在宅介護開始直後は身体的、精神的に目いっぱいでした。
不眠症になり、ユアクリニックお茶ノ水https://yourclinic.jpで睡眠薬を処方してもらうと、「風邪をひいてうつしてはいけない」、「余裕のなさからあたってしまった」と自分を責めプレッシャーを感じていたのが、すっと楽になりました。
介護生活がこの先続けていけるだろうか、と介護うつになりかかっている方はたくさんいらっしゃると推測します。不安、眠れない、怒りっぽい、いつも楽しいことが楽しめない、といった症状は介護うつにも当てはまります。
身内の介護・サポートをしている方にも、サポートが必要です。
まず介護における生活環境を整えることは必須です。社会的資源、サービスや制度の利用については、病院であれば医療ソーシャルワーカー(MSW)、地域であれば地域包括支援センター、ケアマネージャー(介護支援専門員)の方達に相談をしていきます。
介護生活が長期間にわたっていく場合に、ご自身の通院が後回しになってしまう方もいらっしゃいますが、これも長期的にはおすすめしません。介護される人におだやかな時間を提供するためには、介護する人の心身の健康が必須です。
介護と他諸々とを両立させたいという思い・願いは、普遍的なものであるべきと思われます。それらがサポートできるよう、つとめて参ります。