新型コロナウイルスCOVID-19の死亡率は嘘っぱち、なの?
今回はこちらのマッシー池田(医師)の記事を参考にしています。
現在、新型コロナウイルス感染者がでた、というニュースがながれることがあります。
そのたびに僕は思うのです。どこからが感染者なんだ?
たとえば、ちょっと考えるだけでも。
症状がまったくないけど、接触あったので、検査したらPCR陽性にでた人。偽陽性の可能性もありますね。
症状は熱が4日間と咳だけ。だるいけど元気。PCR陽性。
症状は熱が4日間と咳だけ。だるい。肺炎。濃厚接触があったのでPCR陰性だけど、感染者と認定。
症状は熱が7日間以上。重症な肺炎。入院だけでなく、呼吸器の管理が必要なヒト。濃厚接触歴あり。
いろんなレベルが想像できます。
そこを統一して区分けしなければ、感染者数、発症数といった言葉だけが独り歩きしても
ぜんぜん違う現象を一緒にしてしまっている可能性があります。
ましてや他の国とでは大きな違いがあるかもしれません。
じゃあ、中国では?
中国では被験者がウイルス検査で陽性でも、熱が出ない無症状の場
(
編集委員 中沢克⼆ 2020/3/4 ⽇本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article
あれあれ?その状態、日本では病気の数に入っているのでは?
じゃあ他の国は?
人口36万のアイスランドでは,現在43人の無症候性の感染者が
https://icelandmonitor.mbl.is/
やっぱり違うじゃないですか〰
ってことは?
分母(そもそも誰が感染者か、というところがはっきりしない)が異なった数字を足し算しているってこと?
たぶん検査の機械や方法も違うでしょう。
これ、数学や統計で絶対やっちゃいけない、あるあるですよね?
でも感染症の専門家たちがこれを知らないで、集計しているわけではないと思います。
理屈をこねまわして、他の国にPCR2回やれよ、やんなきゃ集計してやらないよ、と理想論を振り回したって機械の絶対数がない国なんていくらでもあります。都市じゃなくて山奥のジャングルのようなムラだってあるわけで。
それでも数字がないよりはマシ、だとおもって計算にいれていると思われます。
だから、専門家はその程度の数字だよとわかって扱いますけど
この数字だけがひとり歩きしちゃうと、とくに正確な数字だしてもらうことになれすぎてしまった日本人は
数字の信憑性の重み付けをしらないままに、他の数字と比較してしまうということにもなりかねません。
これ、医師でも訓練されてないと陥る病気でもあります。現場をしらずに数字だけで判断しちゃうと、どの分野でもミスコミュニケーションにつながってしまいます。
嘘には3種類ある、というジョークがあります。Wikipediaによると・・・
マーク・トウェインは、1906年の『North American Review』に掲載された「Chapters from My Autobiography」において、この諺を大衆化した。
私はしばしば数字に惑わされる。自分自身に当てはめる場合はなおさらだ。ディズレイリの言葉「嘘には三種類ある:嘘、まっかな嘘、そして統計」が正当性と説得力をもって通用してしまうんだ。—Chapters from My Autobiography