肋間神経痛の治しかた(ペインクリニック医編)
内科、ペインクリニックの松野です。皆さん、緊急事態宣言解除後の体の調子はいかがでしょうか。
さて約1週間前に、肋間神経痛にかかりました。疲労やストレスはあったと思うものの急でした。はじめは帯状疱疹にまたかかったか?あるいは気胸、狭心症、心膜炎?とあわてました。これまで肋間神経痛の患者さんは何人も診たことがありますが、いや~痛いものですね…。
胸の奥の方からズキーン、ズキズキと痛み、寝返りをうつと痛いため、夜も眠れません。
ペインクリニック医ですので、すぐ鎮痛薬を使い、数日で痛みがやわらぐと、今度は筋肉が固まらないように、ストレッチとヨガで筋肉を伸ばす、入浴で温める、休息をくり返しました。東洋医学的には、瘀血(おけつ)という血のめぐりがわるい状態であり、経穴(ツボ)を刺激して気を通すといったことも心がけています。1週間程度で痛みは無事なくなりました。
とくに効果的だったと感じるのは、痛いけれど痛みはよくなる(認知行動療法でもあります)と、体と筋肉を動かしたことが挙げられます。胸郭を広げる、肩甲骨周囲を動かす=ヨガでいう鳩のポーズやコブラのポーズなどを行いました。
以上、個人的体験でしたがお読みいただきありがとうございました。
肋間神経痛の痛みと治る過程も、もちろんペインクリニック一般についても、お困りの場合にはご相談ください。