脂質異常症の人は若年者でも増加している。
雇用時健診などをこの時期は受ける人も多いのではないだろうか?
そのときに当クリニックでも多いのが脂質異常症(高LDLコレステロール血症や高中性脂肪血症など)である。そのなかで、若年者での脂質異常症も増加している。
これは、いろいろな要因があると考えられるが食事の欧米化、運動習慣の減少や肥満なども関連している。
進展に寄与し、また将来的な心筋梗塞や脳梗塞などの血管病変につながる。
2020年初頭の医療車がよく見る雑誌のNEJMでも脳梗塞や一過性脳虚血性発作の患者にたいして、LDLコレステロールを下げたほうが(70未満)、二次性の心血管合併症のイベントを抑制したという報告が出ている。
なので、若年だからといって脂質異常症は放置して良いものではない。若年だからこそ早めに病院にきて必要な治療を是非相談してください。
PS:また、若年者では家族性高コレステロール血症という遺伝性疾患もあり、これは食生活や体格とは関係ない。若年時からの動脈硬化が特に進みやすいので早めに治療に踏み切ることが重要である。